株式会社冨坂建設

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

冨田由衣(とみたゆい):株式会社冨坂建設・取締役副社長。熊本市出身。九州大学文学部地理学科卒業。2006年に同社入社。福祉施設事業部営業、総務部を経て、13年に現職就任。

プロフィール

1951(昭和26)年に冨田氏の祖父が祖母との二人三脚で創業した同社。2代目の父の代(昭和60年頃)には、それまで培ってきた鉄筋コンクリート建築技術の実績経験を活かして、中小企業ゆえに得意分野に人・物・金・情報を集中させ、鉄筋コンクリート造の賃貸マンション及び戸建て住宅の部門を立ち上げた。「文系出身なので建築の常識にとらわれない発想と、お客様視点でいつも仕事に取り組むことを心がけたい」という冨田氏。お客様とのコミュニケーションを大事に考える理由とは・・・。

事業の特色

建築物の企画・設計・施工・アフターメンテナンスを一貫体制で手掛ける同社。賃貸部門・住宅部門・医療部門・福祉部門の4部門で事業展開を行っており、ここ数年の売上は20~23億円を推移している。2006年からは、こだわりや自分らしさを大切にしたい方向けに「MOLSプロジェクト」(MOLS=Message Of Life Style)を展開。同社の持つ企画設計施工の技術力を活かし、自由につくることのできる楽しさと自分らしくいられるときめきのカタチを提案している。現在住宅と医療施設の2つの部門でMOLSプロジェクトを展開している。鉄筋コンクリート賃貸マンション「キャッスルシリーズ」では、20年間で160棟1660世帯(2014年9月時点)の施工実績を誇る。08年からは「太陽光賃貸マンションキャッスルE-スタイル」の販売を開始し、現在9棟目を建築中。入居者が個別に太陽光発電を利用でき光熱費を削減できるメリットを作り、入居者に選ばれより永く住んでいただけるマンション開発を進めている。

同社では、コアバリュー(お客様に約束できる同社の価値)として3つの言葉を共有。「五身一貫」は、お客様を中心に営業・設計・工事・総務がプロジェクトチームを結成し、専門知識・技術の連携のもと、お客様にとってのオンリーワンの価値を創造していく業務体制。各部署が連携しそれぞれの強みを活かすことで、お客様の利益をより大きく追求している。「永劫彩際」は、自分らしさを追求するお客様に、お客様それぞれのオンリーワンの彩りを専門家として一歩先を見てご提案し一緒につくり上げていくとともに、建築後も点検やメンテナンスを通してお客様を見守り続け、末永くお役に立たせていただきたいとの思い。「鈍器独創」は、価値が認められるものを創り、お客様から選んでいただき頼られる存在になるため、コツコツと情熱的に専門性や人間性を磨き続けるという姿勢。こうした同社の思いを基に、今後は売上40億円を目標に4部門を通した事業の成長を目指していく。

  • 事業の特色写真
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ビジョン

「社会から応援いただける会社になることが理想」と語る冨田氏。社会から必要とされる会社であり続けるために、お客様や社会が求めるものに対して、同社では事業のPDCAを繰り返しながら一歩ずつ成長を続けていく考えだ。具体的にはMOLSプロジェクトとキャッスルシリーズの改善を視野に入れており、2015年春に第三期目となる「モデルハウスMOLS平成」をオープン。これから多様化する家族のあり方に、「すべてがリビング」という家をご提案している。社内では若手技術者への技術継承を進め、人材育成にも力を入れていく方針だ。

メッセージ

大学時代に韓国への留学経験がある冨田氏。韓国からの訪問客を熊本に案内する中で感じるのは、「心や身体が癒される魅力が熊本にはある」ということ。大学の数も他県に比べて多く、学園都市としての魅力も感じている。人々の生活、仕事、学問、医療など様々な日常を支えている住まいや学校、施設等を建設、維持存続させる建設業の社会的使命は、生命財産を守ること。熊本の人々がいつまでも安心して暮らせる社会の実現へ、同社は企画設計施工メンテナンスの一貫体制で社会の一員としての役割責任を果たしていく。

 

設計からアフターメンテナンスまで一貫体制が強み 熊本の総合建設業<㈱冨坂建設>

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