株式会社テクノクリエイティブ

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

小田進二(おだしんじ):株式会社テクノクリエイティブ 常務取締役。宇土市出身。専門学校卒業後、熊本地場流通企業に入社。02年㈱総合プラント(現職の関連会社)に入社、11年㈱テクノクリエイティブに事業本部長として転籍、14年常務取締役就任。現在に至る。

プロフィール

同社は㈱総合プラントのテクニカル事業部が前進。技術に特化した会社として99年に設立。現在は「総合エンジニアリング企業」として、エンジニアリングサービス事業に留まらずシステムインテグレーション事業やフィールドサービス事業など、時代のニーズに合わせて進化・発展を遂げている。東京・名古屋・大阪・福岡などに拠点を展開し、都市圏の案件を熊本と福岡の開発センターにてシステム開発をするビジネスモデルで熊本の雇用の創造に貢献している。

事業の特色

テクノクリエイティブは4つの事業に取り組んでいる。最も力を注いでいるのがシステムインテグレーション事業。IOTやAIなどIT業界はこれからも更に成長が期待できる分野と考えている。具体的にはソフトウェアの受託開発を中心にインフラ構築や運用、パソコン周辺機器に関する相談などITコーディネート業務も行っている。特に現在は東京・大阪などの都市圏からシステム開発の案件を受託し、熊本や福岡で開発するニアショアの提案が好調だ。エンジニア不足に悩む都会の企業と仕事不足に悩む地方のエンジニアをマッチングさせる新たなビジネスモデルである。企業にとっては開発コストの抑制、エンジニアにとっては、熊本での生活と最先端の開発案件に携わることによるスキルアップが得られる、三方よしの仕組みである。同事業の成長により技術者派遣の会社からSI企業に変貌を遂げている。その他にもハードウェアメーカーと委託契約を結び、パソコンやサーバー・通信機器などの保守・運用・メンテナンス・修理などを行なうフィールドサービス事業、国内メーカーを中心に半導体・自動車関連事業の開発・生産現場へ専門技術者を派遣するエンジニアリング事業部、ビジネスマナーから専門技術までさまざまなスキルアップセミナーの開催や国や県から委託を受けて実施する求職者支援訓練などを行なう教育事業などがある。


事業の拡大は社員の挑戦から生まれてきた。同社を支えているのが約550名のスタッフ。社歴や経験年数はあまり重視しておらず、頑張った人が評価されポジションが与えられる。若い社員が挑戦できる環境があれば可能性が拡がると考えている。月に1度の全体ミーティングでは会社のビジョンや方向性を語る。また風通しの良い社風により、若いスタッフでも意見を言いやすい職場環境を整備するなどに積極的に取り組んできたことで、社員の帰属意識は大きく変わったという。これからも成長が期待できる会社である。

  • 事業の特色写真
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ビジョン

これまでの業務や受託開発で蓄積してきた技術やノウハウを活かし、自社ブランドのモノづくりへのチャレンジに意欲的である。「欲なきものには成長なしという持論があります。欲を満たすためにどう考え、どう行動するのかが、人間の成長に繋がると思っている。」と小田常務。顧客の技術と自社のシステムの融合などエンジニアリングサービス事業の実績があるからこそ、他社にはできない事業展開ができるのではないかとも考えている。

メッセージ

熊本での雇用創出をミッションと捉えている同社。ニアショア拠点として都会からの開発案件の獲得が雇用に繋がりエンジニアのレベルアップにつながると考えている。「地方で設立された会社が、都市圏に積極的に進出するケースは少ないのではないでしょうか?」と小田常務。熊本や九州だけの事業展開では企業の成長に限界があると考えている。今後も積極的な拠点展開を進め、熊本の雇用増加に貢献したいと背景を語ってくれた

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