株式会社ハイコム

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

甲斐文祥氏(かいふみよし):株式会社ハイコム・取締役副社長。熊本市出身。高校時代はラグビー部で全国大会出場経験がある。明治大学政治経済学部卒業後、1996年にNTT西日本入社。コンシューマー向け営業・法人営業を経験。99年に同社入社。携帯ショップ、通信法人営業、不動産営業など現場経験を経て、06年に現職就任。

プロフィール

ハイコムの社名には【High(高いレベルでの)Communication(お客様との関係づくり)】の意味が込められている。不動産業として創業以来、利他の心をモットーに、チャレンジ精神を欠かさず新規事業を展開してきた同社。接客業を生業とする会社として、「人こそすべて、信頼関係の構築(お客様・仲間・取引先)」を大切に大事にしている。人材育成に注力し、「顧客第一の社風を創造し実践します」という経営理念を実践していくことで100億企業を目指している。

事業の特色

不動産・通信・水の3事業を展開しているハイコムグループは、ここ7年間で売上高6倍、経常利益15倍(2014年時点)と急成長を遂げている。通信事業ではショップ事業と法人営業を展開、売上の8割を占めている。現在ソフトバンクショップ14店舗、auショップ8店舗の合計22店舗を運営。ソフトバンクでの県内販売シェアは38%を占め、新規販売台数・お客様満足度などの総合力で全国1位を獲得。またauショップ光の森中央は2012年新規販売台数で全国NO1を獲得(全国2600店舗中)するなど、熊本県内携帯販売会社において圧倒的No.1の実績を誇る。販売力を支えているのはスタッフの接客力の高さ。社員研修など人材育成には力を入れており、各キャリアが主催する接客コンテストで毎年全国上位入賞を果たしている。また1000社を超える法人企業とも取引を行っており、今後はスマートデバイスとアプリケーションを含めたコンサルティングも強化していく予定だ。不動産事業では売買仲介・賃貸仲介・賃貸管理を行っている。10年9月には㈱LIXILが全国展開する不動産ネットワーク「ERAグループ」に加盟し、エリア戦略やチラシ戦略などのノウハウを吸収、今後は売買に力を入れていく。

新たな展開として14年2月ハイコムウォーター㈱を設立し「水事業」を展開していく。ウォーターサーバー事業で全国展開をしているプレミアムウォーター㈱と提携(メーカー・販売代理の両面)。南阿蘇村に誘致企業として工場を建設(14年11月稼働)。大規模量販店や専門店内に試飲キャンペーンブースを設置、販売もスタートしている。市場的には後発となるが商品力(ナチュラルミネラルウォーターとして全国的に限られた水質)と販売力で年間30,000ユーザーを獲得し、2017年をめどに10億円の売上を見込んでいる。また、南阿蘇村での地元雇用も積極的に行っていく意向で、将来的には米、農作物の販売なども計画。「地元企業として地域の特性を活かしながら、地域の活力を引き出し、貢献していきたい」と考えている。

  • 事業の特色写真
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ビジョン

中期経営計画を立て、2017年をめどに売上100億円の目標を掲げている。通信・不動産事業のブラッシュアップと店舗の拡大。新規事業である水事業を売上10億円規模に成長させることが必要不可欠。また「強い会社にしていきたい、拠点や社員が増えることで理念も薄れていきがち。社員とともにこの会社で働いてよかったと誇れる会社にしていきたい」「従業員満足を高めることがお客様満足へつながり従業員への還元につながる好循環をつくりたい」と甲斐氏。今後も九州内での店舗展開を進めていきながら人材育成に注力し、「顧客第一の社風を創造し実践します」という経営理念を実践していく。

メッセージ

水事業の立ち上げから感じることは資源や自然の素晴らしさ。採用で感じることは若年者の少なさ。熊本の企業が仕事ができる環境をつくる。若者がいきいきと働ける土壌をつくることに本気で取り組む必要がある。雇用の受け皿となるためにも工夫が必要で九州はアジアに近く戦える土壌は十分あると感じている。「情報発信や、観光などで人が呼べる環境づくりなど課題もある熊本だが、一市民として企業としてやれることは沢山ある」と語る。

 

通信・不動産分野で熊本を支える<株式会社ハイコム>

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