商環境ネットワーク株式会社

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

福島和見(ふくしまかずみ):商環境ネットワーク株式会社・代表取締役社長。熊本県玉名市出身。玉名女子高等学校卒業後、事務職や専業主婦を経て、㈲明装工業社に入社。2005年に商環境ネットワークに常務取締役として入社、11年に社長就任。

プロフィール

内装・建築を手掛ける㈲明装工業社の環境部門を母体に2005年に設立された同社。社名には、商業施設の設備環境に関する「困った」を解決し、人と人との関係性を大切にする会社でありたいという想いが込められている。設立当初から本当にお客様のニーズに合う提案ができるようにと、自社で商材の効果測定を実施。「お客様のニーズとのマッチングをうまくやっていくことが会社の存在意義」と福島氏。13年に新たに立ち上げた「きせかえ専家」について語る。

事業の特色

省エネ設備施工を手掛ける同社。遮熱塗装施工では工場屋根を中心に施工実績が15万㎡を超えており、県内トップクラスの実績を誇る。遮熱塗装の特徴は、熱の元となる近赤外線を効果的に反射し、建物の屋根・外壁などが高温化するのを防ぐことにより、建物内部の室温上昇を抑え冷房負荷を抑制できる。また、審査基準が世界で最も厳しいといわれるカナダ政府指定の高気密高断熱住宅基準「R-2000」を満たす断熱材「アイシネン」も正規代理店として取り扱う。その他にも、空調設備、照明設備(LED照明・無電極ランプなど)の取り替えやメンテナンスも手掛けている。除カビ・除菌・防カビ・防菌施工では、MOS工法(※)代理店として外壁のカビ、木部のシミ・汚れ、鉄部のサビ、油汚れなどに対応。日本国内の古墳などの文化財保護に携わる東京文化財研究所から高い評価を得ている。

2013年には、省エネ補助金・助成金の相談サイト「省エネ補助金・助成金0円ドットコム」を開設。設備入替による省エネ率の計算などを事前に実施し、スムーズな補助金・助成金申請をサポート。申請採択件数実績は数億円規模の案件を含め延べ10件を超えている。続いて同年、一般住宅の塗装工事進出を目的に新ブランド「きせかえ専家」を新設。外壁・屋根リフォームを中心に展開している。営業担当は女性が中心。「男性が大半を占める建築塗装現場の中で、女性目線で細やかな提案ができるのは強み」と福島氏。施工実績は年間約20件。「高品質の施工を知っていただきたい」という想いから、「外壁・屋根の塗り替え勉強会」(マンツーマン~30名規模)を月1回のペースで定期的に開催し、参加者の信頼に応えている。採用では経験・スキルよりも仕事に対する意欲を重視している同社。建築や省エネに関する知識や情報は、ミーティングなどで随時情報共有する。さらに専門外(異業種)のセミナーなどにも積極的な参加を奨励しており、参加費用はほぼ会社が負担。仕事のベースとなる人間力の向上にも力を入れている。

※MOS工法・・・壁や木材などの材料内部に特殊洗浄剤を浸透させて、カビを根元から分解し美観を維持する工法。

  • 事業の特色写真
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ビジョン

「今までの延長線上に会社の未来がある」と語る福島氏。今後は商業施設に関わる省エネ設備施工のみならず、一般戸建住宅向けの「きせかえ専家」を事業の柱の一つとして年間施工約50棟(売上7000~8000万円)規模に育てていく考えだ。同時に、補助金・助成金関連事業に依存しすぎることなく、会社独自の省エネ提案を進めていく方針だ。求める人材像は、「自分で限界を引かずに、自分で考えて行動するやる気のある方」。社内ではフェイストゥフェイスのコミュニケーションを大切にしながら、人間味のある温かい会社を目指している。

メッセージ

「食文化が豊かで食材のコストパフォーマンスが優れている」と熊本の魅力を語る福島氏。自然環境の豊かさも実感しており、「特に阿蘇は季節ごとにその表情を変えて壮大な世界が広がっている」と感じている。一方で、閉鎖的な県民性や県・地域としての一体感の薄さを指摘する。会社としては「“環境立県”として熊本から価値観や固定概念を変えていきたい」と語るように「屋根真っ白運動」などを構想。自社事業を通して省エネや環境に貢献していく考えだ。

 

遮熱塗料・断熱材・省エネ設計施工のことなら熊本の<商環境ネットワーク㈱>

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