エコワークス株式会社

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

小山貴史(おやまたかし):エコワークス株式会社・代表取締役社長。熊本市出身。京都大学工学部卒業後、大手コンピュータ関連会社を経て、1994年に新産住拓㈱入社、2000年に専務就任。04年に同社創業、社長に就任。

プロフィール

新産住拓のグループ会社として2004年に設立された同社。「新産住拓で営業・設計・商品開発を経験する中で自分の得意分野である“エコ”をテーマに起業した」と小山氏。「健康のエコ」と「環境のエコ」の2つのテーマを軸に事業展開を進めている。同社が定義する「お客様」とは、「目の前にいるお客様だけでなく、その方々のお子様やお孫様など次の世代を含めたお客様」。未来を見据えた新築・リフォーム事業をしていきたいという想いがベースにある。住まいのコンセプトや会社の強みについて語る。

事業の特色

新産グループ内の環境分野を開拓する住宅施工会社として誕生したエコワークス。同社のコンセプトはLOHAS(ロハス=健康や持続可能な地球環境に配慮しながら暮らすというライフスタイル)。「自然素材でつくる、自然エネルギーで快適に暮らす」をキャッチフレーズとして、人吉球磨地方の木材を中心とした国産材、天然乾燥の森林認証材、無染土無着色畳、珪藻土、和紙などの自然素材にこだわった健康にやさしい癒しの空間づくり、太陽熱・太陽光・地冷熱など自然エネルギーを利用した省エネで快適に暮らせる住まいづくりに取り組んでいる。熊本・福岡・佐賀をエリアとして新築事業では年間約50棟の実績。売上高は約16億円(2013年9月期)で同社設立後、順調に拡大している。「私たちが提案するエコな暮らしの価値観に共鳴してくださるお客様が時代の進展とともに増えてきている実感がある」と小山氏。環境志向の高まりを肌で感じている。2013年にはリノベーション事業部を発足。新築事業で培った技術力を活かして、耐震性・耐久性・省エネ性など性能向上を伴う全面リフォームを手掛けている。

同社の強みは、社員一人ひとりの技術レベルの高さと向上心。社全員が「eco検定(環境社会検定試験)」に合格必須。高い意識をもつ社員同士が切磋琢磨しながら環境分野や国の施策について学習し、事業立案やお客様への提案につなげている。さらに、「ライフサイクルカーボンマイナス住宅」(※)で全国初の最高認証5つ星を取得(2011年)、環境大臣表彰「地球温暖化防止活動対策活動実践部門」受賞(2012年)、「くまもと環境賞“ストップ温暖化大賞”」(2012年)、「九州エコライフポイント」の対象省エネ製品として住宅部門で唯一認定(2014年)、国土交通省「低炭素住宅化リフォーム推進プロジェクト」に戸建住宅で唯一採択される(2014年)など、同社のエコハウス技術は国内トップクラス。営業・設計・工事・インテリア・事務系スタッフ同士のチームワークや助け合いを大切にしながら、Eco(健康・環境)に関わるWorks(仕事・作品)を通して社会貢献を進めていく。

※再生可能エネルギーの利用により、建築時から廃棄時までのライフサイクルトータルのCO2収支がマイナスとなる住宅のこと。

  • 事業の特色写真
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ビジョン

新築事業では2015年春に福岡2箇所目となる展示場出店を予定しており、福岡エリアの営業を一層強化する方針だ。リノベーション事業は今後5年で売上10億円規模に成長する見通し。古い家屋の再利用は環境を一つのテーマとする同社の得意分野として注力していく考えだ。「建築業界に属しているが、環境業界で仕事をしている意識だ」と小山氏。住まいづくりを中心としながら、環境に貢献できる事業であれば積極的に進出していくことを視野に入れている。すべては、次世代へより良い環境を残していくために・・・

メッセージ

「熊本は人と人とのつながりをとても大切にする土地柄」と小山氏。熊本は日本有数の林業県で九州の林野行政の中心に位置している。県内の良質な檜木(ひのき)や杉を活用した快適な家づくりを提案している同社では、「住まいづくりにおいて地産地消という考え方で事業を進めていきたい」と考えている。「エコという観点では熊本は全国でもトップクラスの先進県。同社では地方にいながらにして全国レベルの技術・ビジョンで仕事ができる」とメッセージを送ってくれた。

 

LOHAS(ロハス)な暮らしを提案する熊本の新築・リフォーム会社<エコワークス㈱>

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