株式会社ダイケン

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

松茂信吾(まつもしんご):株式会社ダイケン・取締役社長。熊本市出身。多摩美術大学大学院卒業後、東京芸術大学助手、映像制作会社勤務を経て、2006年に同社入社。2014年3月に現職就任。26歳から約10年間、多摩美術大学の非常勤講師を務める。得意な科目・趣味は美術。

プロフィール

デザイン・企画会社として設立され、現在では広告・出版・ブライダルなど幅広い事業展開を行っている同社。「デザイン事務所が印刷機を買ってしまったというニュアンスが色濃い」と松茂氏。同社の強みについては、「印刷、パッケージ、お客様への発送まで一貫して納品できるところ」。約130名のスタッフ(2015年2月時点)のもと、B to B及びB to Cのビジネスに取り組んでいる。スピードを大切にする社風や事業の特色について語る。

事業の特色

総合広告会社として、広告に関するあらゆる制作を手がけている同社。「広告代理店やデザイン事務所のイメージを持つ方、一方で企画会社や印刷所のイメージを持つ方など、三者三様いらっしゃる」と松茂氏。グループ会社を含め社内にはデザイナー約40名が所属し、本社ではスピーディーな制作体制を敷いている。東京事務所を中心とした営業力の強化により、「東京で仕事を取り、熊本でつくる」スタイルが確立されている。ダイレクトメール事業では、封筒工場を備えたDMセンターを設置し、企画提案から制作、印刷、発送までをワンストップで取り扱う体制を構築。生産コストを抑えたスピーディーな納品が可能だ。広告企画制作では、2万点に及ぶイメージ写真を所有しており、顧客のニーズに合わせた企画とデザインが実現。また事務機器・OAサプライ販売では、キヤノンマーケティングジャパン・理想科学工業の正規代理店として、販売からメンテナンスを担っている。一方でコンシューマー事業として、結婚式招待状や席次表などペーパーアイテムの通信販売を手掛ける「bless(ブレス)」を運営。2013年には東京・銀座にアンテナショップをオープンした。

社風については、「チャレンジ精神に敬意を持つ会社。チャレンジ精神が旺盛な社員が転けてしまったときは、みんなで「大丈夫大丈夫、よく頑張っている」と言って話を進めていく会社」と松茂氏。また「全社員が社長に日報を出すことができ、社長はその日報を毎日確実に見ている。管理職も会長や社長に気軽に声をかけられる空間を望んで、毎日仕事をしている」と、日々のコミュニケーションを大切にしている会社だ。社員教育はほぼ実地でなされている。「ビジネススクール的な部分がある。他社さんから勉強させていただくこともある。丁寧に教えるということはあまりないかもしれない」「最終的に評価が高いのは、仕事をコツコツためて、それを皆の役に立つように、具現化できる人」とのこと。日々の仕事ぶりやコミュニケーションを通して、社員一人一人の性格や適性を把握した上で、適材適所を実現している。

  • 事業の特色写真
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ビジョン

「新しい商材を自分たちで生み出す力が求められている世代になってきた。印刷ばかりにこだわっていられない」と今後10年の変化を見通している。インターネットがコミュニケーションの主流となる中で、新しいビジネススタイルの構築が求められている。「社員が毎日コツコツ成長し、それが利益に還元される会社。安心感・安定化のある会社。家族ぐるみで付き合える会社。若い人から大先輩までコミュニケーションの輪が途絶えない会社にしたい」と語る松茂氏。

メッセージ

「クライアント先はすべてユーモアがある会社で、世の中に一石を投じる会社が多い」。「特に通販会社が多く、世の中のお金の動き、人の動き、考え方を分析・活用するのが得意な県民性だと感じています」と松茂氏。東京に事務所を構える会社としては、「熊本が本社で恥ずかしいと思ったことは一度もない。足元を固めて最先端の情報を収集していく」。情報量の差はあるものの、「クリエイティブの中では、東京と熊本の垣根は意外と低い」とのことだ。

 

熊本の総合広告会社<㈱ダイケン>

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