株式会社クラッセ

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

森下知恵子(もりしたちえこ):株式会社クラッセ・代表取締役。熊本市出身。昭和女子大学卒業後、社長秘書などを経て、2005年に㈱果実堂に入社、機能性食品室室長として勤務。09年に同社を設立し現在に至る。

プロフィール

「女性目線で自分自身がほしくなる商品を作っていきたい」と起業時の思いを語る森下氏。堅調な成長を続ける健康食品市場の中で美容系の商材に特化し、市場のニーズに合わせた商品展開を進めてきた。試行錯誤の5年間で得た一番の強みは、畑に自ら足を運んで築き上げた生産者との信頼関係。「私自身が体感して、良いと納得したものを商品化する。モニター・ファンとしても自信をもってお客様におすすめしている」と力強い。起業の経緯や同社の強みについて語る。

事業の特色

熊本県産の農産物を活かした美容健康食品の企画開発・通信販売を手掛けている同社。県内6カ所の生産者から厳しい検査基準をクリアした高品質の原料を調達し、「手軽に美味しく美しく」をコンセプトとした商品開発を行っている。現在ではPB商品を含め12種類ほどの商品を取り扱い、売上構成は美容系食品が約70%、健康系食品が約20%を占める。主力商品の美容コラーゲンゼリーは年間100万本を販売。福田農場(水俣市)の甘夏みかんを配合した「コラーゲンプレケア」や木ノ内農園(阿蘇市)のイチゴ・ゼリーを使用したスティックタイプの「コラーゲンプレケアα」は、楽天ランキングなどで上位にランクインする人気ぶり。熊本県産素材とトレンド素材の組み合わせが他商品との差別化につながっている。今後は40代以降の女性層をメインターゲットとしていた商品ラインナップに加えて、ダイエット商品など若者向けの商品開発を強化していく考えだ。

通販ユーザー数は約5万人。「顔は見えなくとも心は通じ合う関係を築いていきたい」と森下氏。同社ではお客様の立場に立ち、自分がされてうれしいこと、嫌なことを判断基準の一つにしており、アウトバウンドの電話かけは一切していない。一方で、健康・美容関連の情報誌の提供、メールマガジンやサンクスメールを活用した商品情報の発信に力を入れ、ニーズの掘り起こしを進めている。商品の発送時には細部にこだわったきめ細やかな梱包を徹底し、一つ一つの作業を大切にしている。現在、社員数は社長を含め4名。設立10年目までには10名程度に規模を拡大し、技術(サイト運営や情報発信)・出荷・コールセンターなど部門分けを通した組織化を視野に入れる。特に通信販売という業態から情報発信を強化していく方針で、メルマガ作成や画像編集などコンテンツ作成力を有する人材が今後求められる。

  • 事業の特色写真
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ビジョン

今後5年間で売上5倍を目標とする同社。達成に向けた柱の一つが海外戦略だ。香港をはじめとしたマーケティングを進めながら、東アジアを中心とした海外展開を視野に入れている。「アジアに日本の安心安全な商品をお届けしたい」と森下氏。特に富裕層向けの商品開発・販売に注力し、ニーズに見合った商品を提供。国内ではECサイトを利用した販売やアフターフォローを強化しリピートにつなげていく方針だ。今後求める人材像や目指す会社像について語る。

メッセージ

恵まれた自然環境から生み出される素材を熊本県内の生産者から仕入れ、ビジネスを展開する同社。加工面では技術・設備の状況により県外企業に外注している状況だが、「メードイン熊本という形で全国・海外に商品展開をしていきたい」と県内企業と連携した取り組みを期待している。生活面では、独立からの5年間で妊娠・出産を経験された森下氏。子育てや子どもに対する人の温かさを感じながら、女性が働きやすい会社づくりを目指している。

 

 

熊本県産の素材を活かした健康食品の企画開発・通信販売を手掛ける<㈱クラッセ>

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