株式会社電盛社

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

緒方栄志(おがたえいし):株式会社電盛社・IT本部ネットワークシステム部・部長。熊本市出身。専門学校卒業後、熊本の企業に就職。東京の企業に3年間出向後、2社目となる電盛社へ25歳で入社。現在21年目。SEを経て、2012年にIT本部ネットワークシステム部部長に就任。

プロフィール

1930年に合資会社として設立された同社。熊本の老舗電気設備工事会社として安定した成長を続けてきた。1987年に協和エクシオグループに加盟し、新生・電盛社をスタートさせた。その後、92年にシステム部を新設し、ソフトウェア開発・システム設計業務を開始。99年には医療情報システム事業を開始させ、2012年に「メディフォニック」(電子カルテソフト)の自社開発に成功した。システム部の創設当初から在籍し、社運をかけたプロジェクトにも深く関わった緒方部長が語る。

事業の特色

電気設備工事やシステム・ソフト開発を手掛ける同社。1920年の創業から熊本地場の老舗企業として長い歴史を有する同社は、市場の波に左右されず安定的な成長を続けてきた。売上約60億円のうち約60%を占める中核事業の電気・通信分野では、電気設備・キャリア向け通信設備・携帯基地局設備工事を手掛ける。またソフト分野では、半導体製造装置メーカーをはじめとする大手企業との取引を継続させ、複雑に変化する料金体系に対応する料金請求システム(ビリングシステム)も長年、開発・導入に携わっている。

現在、緒方部長が所属するネットワークシステム部内で力を入れる医療、行政、福祉分野のシステム開発は事業が安定的に拡大しつつある。その背景には、特に医療業界は景気の影響を受けづらく、システム開発において大手優良メーカーからの直請けであることが挙げられる。成果の一例として、約6年の歳月と費用を掛け、電子カルテシステム「メディフォニック」の自社開発に成功。本システムの導入により、医療業務情報の一元集中管理、院内業務の効率化、サービス向上による経営革新が可能となった。その他、介護・福祉分野では介護保険制度の自治体等における認定審査(要介護認定)業務を支援する。介護認定支援システム「welfare Administration Partner」も自社開発し、全国へ導入を進めている。開発技術者に対しては、資格取得支援制度や研修制度があり、「制御系・組み込み系の経験が浅い」という方でも成長していける職場環境が整っている。高齢化や医療制度改革により医療機関や福祉施設などからの運用改善のニーズが高まりつつある中、今後も熊本を拠点として時代のニーズに対応していけるパワーとノウハウを活かし、更なる成長につなげていく。

  • 事業の特色写真
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ビジョン

今後のビジョンは、「医療システム開発・導入支援などのソフト分野を成長させること。『熊本といえば電盛社』と胸を張れるようにソフト分野を成長させていきたい」「業界内の淘汰がこれまで以上に進んでいく中で生き抜いていくために今後も他部署との連携を深めていきたい」と語る緒方氏。医療業界におけるシステム開発の面では大都市圏の企業と大差はないサービスを提供できる力を持つことや、景気に影響を受けづらいという強みを活かして九州中心に地盤を固めていく考えだ。

メッセージ

「熊本は水も食べ物もおいしい」「熊本出身の方は一度、他県へ出ても戻ってくる印象がある」と熊本の魅力に触れる緒方氏。「そうしたUターン希望者のために雇用を作るのは私たちの使命。電盛社が積極的に受け入れる体制を整えることができるように、さらに飛躍していかなければならない」と考えている。そのために必要なこととして求められるのは「会社としてのリーダーシップやスキル向上」。「育ててもらった電盛社に恩返ししたい」と入社から抱き続けている熱意を語ってくれた。

 

熊本から全国へ広がるシステム開発の<㈱電盛社>

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