株式会社桃

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

浜島玲惠(はましまさちえ):株式会社桃・代表取締役。熊本県水俣市出身。大分県立芸術文化短期大学卒業後、番組制作会社の企画営業職を経て、30歳を機にフリーに転身。2002年に同社を設立。

プロフィール

会社員時代にFM局の立ち上げや観光プロモーション活動をメインに従事していた浜島氏。ITの発展による時代の変化を感じ、「環境を変えてみたい」とフリーに転身。プランナーとして「世界男子ハンドボール選手権大会」や「くまもと未来国体」のプロジェクトに参加し、2002年に同社を設立した。社名「桃」の由来は「人が一番幸せを感じる色」だから。浜島氏がこれまで育んだ「人の縁」を基盤に事業が広がった。同社の主力事業に成長したブライダル事業やタレント育成について語る。

事業の特色

イベントやテレビ・ラジオのプランニング、それに関わる人材育成と派遣を手掛ける同社。設立当初はラジオ番組の企画・制作を主力としていたが、業界の変化に対応して近年ではブライダルやタレント派遣に事業の軸足をシフトしつつある。売上の約35%を占めるブライダルプロデュース・人材派遣事業では、ブライダルMCや演出スタッフ(音響・照明・演奏者)、そしてサービススタッフ(配膳など)を契約会場へ派遣し、ブライダルパーティーを盛り上げる。タレント育成・マネジメント事業では、テレビ・ラジオ・ブライダル・イベントなどで活躍するタレントが約24名在籍。熊本県内では所属タレント数でトップクラスを誇る。個性豊かなタレントが多く在籍しており、DJやナレーター、司会者(MC)として活躍している点が特徴的だ。そのため定期的なレッスンでは、呼吸法や発声法、発音など技術的な面と、合わせて仕事上でのマナーや接遇面をレクチャー。マネジメント面ではタレントとの定期的なコミュニケーションによりキャリア観や現状の共有を行う。その他、WEBサイト・CD・DVD・印刷物等、各種メディアの企画・制作を行っている。

同社の強みは、浜島氏がテレビ・ラジオ業界で20年近くにわたり築いてきた人脈と、タレント・スタッフを育成する仕組みを有すること。「どんな仕事でも浮き沈みはある。状況を見ながら打てる手を先手先手で打っていくことを意識してきた」と語る。今後は同社が持つ人や企業とのネットワークを活かした取り組みを構想。例えば、東京発のコンテンツを九州に展開する、自社所属のタレントが成長したら東京の提携先に預けるなど、熊本という枠にとらわれない事業展開を考えている。また、自社ホームページからの情報発信を充実させており、ホームページを経由した問い合わせが増えてきているという。社内では「報連相」を徹底し、密な情報共有による迅速・正確さが強みのバックオフィス体制を目指している。ここ最近では、熊本のテレビ5局による共同制作ムービー「ふるさとで、ずっと。」(監督・脚本:小山薫堂氏)の上映委員会事務局の運営や「阿蘇ロックフェスティバル2015」の企画制作を手掛けるなど、熊本の魅力・文化のPRや地域貢献にも力を入れている。

  • 事業の特色写真
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ビジョン

「熊本に『桃』あり、と言われる存在を目指し、何とか近づいてきていると思う」と浜島氏。今後は現事業のさらなるブラッシュアップを通して、信頼向上に努めていく考えだ。そのため同社では、他社との業務提携などを通したネットワーク構築を構想。「東京を中心とした動きに対して、いかに情報をキャッチしてつながるかが大事」と語る。同社独自のビジネスモデルを築き上げることで他社との差別化を目指し、自社の強みにつなげていく考えだ。

メッセージ

県外出身の方に熊本自慢をよくしているという浜島氏。「熊本の魅力は食や歴史、自然です。いろいろな人に熊本の魅力を知ってほしい」。特に歴史については独学で勉強を進める中で、「実は熊本はグローバル女子の先進地」という事実を知った。2012年には国内外で活躍する女性を応援する「世界で闘うグローバル女子会in熊本」の事務局を担当。今後も、県外・海外に向けて熊本の良さを積極的に発信し、交流の和を広げていく考えだ。

 

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