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熊本県内子育て支援加速、「幼保無償化」や「給食費無償化」の動きも
子育て世代が気になる子育て支援制度。国の政策により県内の自治体でも子育て支援策が充実しているところも。
以前よりココクマでも「子ども医療費の助成制度」に関して掲載していますが、少子化や人口減少などを背景により拡充した支援策の市町村も増えています。そこで、今回は「0~2歳児保育料無償」や「小中学校の給食費無償化」について注目してみました。
0~2歳児保育料無償
共働きが気になる0~2歳児の保育料。2019年10月からスタートした国の「幼児教育・保育の無償化」制度。幼稚園、認可保育所、認定こども園等(他に地域型保育)の場合、3〜5歳児クラスのすべての子どもの利用料(保育料)が無償となっています。
自治体や収入により異なりますが、編集部スタッフも毎月4万円近くの保育料を支払っていたので、無償化は羨ましい限りです。移住の際の検討材料にもなりそうです。
(2023年7月時点)
▼0~2歳児保育料無償化の自治体(5市町村)
美里町
産山村
水上村
五木村
球磨村
▼2023年9月から無償化予定(2市町村)
八代市
氷川町
小中学校の給食費無償化
小中学校の給食費を無償化している自治体は11市町村、各家庭に一部助成している市町村や第3子以降、所得制限などを条件に無償化している自治体も12市町村あります。
(2023年7月時点)
▼小中学校の給食費無償化(11市町村)
玉東町
和水町
芦北町
錦町
多良木町
水上村
相良村
五木村
山江村
球磨村
宇城市(2023年8月から)
▼小学校のみ無償化(1市町村)
荒尾市
▼一部助成(12市町村)
人吉市、水俣市、上天草市、美里町、南関町、菊陽町、南小国町、産山村、南阿蘇村、氷川町、津奈木町、湯前町
和水町の出産祝い金、県内最高最大50万円増額
出産時の祝い金や支援金制度も支給している自治体は県内でも多く見られ、第3子など子どもの数に合わせて支給額を増額したり、小中学校の入学祝い金を支給する自治体もあります。
先日、「和水町」が2023年度、熊本県内最高額の出産祝い金支給を発表し、話題になりました。第1子から誕生ごとに交付している出生祝い金額を最大50万円増額と大幅に拡充されました。子育て世帯を支援することで、地域の活性化、出生率の向上や人口増加にもつながりそうです。
◎出生祝金 ※第2子以降を拡充
第1子20万円、第2子30万円、第3子50万円、第4子70万円、第5子以降100万円
◎入学祝金
小学校 5万円、中学校 10万円、高等学校等 15万円
今後も拡充する動きがみられそうですね。「子育て支援策」が子育て世代の移住の際に後押しにもなりそうです。