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全国でわずか13社のSグレード認定!「質」にこだわり挑戦を続ける株式会社永井製作所の永井社長

全国でわずか13社のSグレード認定!「質」にこだわり挑戦を続ける株式会社永井製作所の永井社長

永井毅(ながいたけし):株式会社永井製作所・代表取締役社長。熊本市出身。熊本大学工学部生産機械工学科卒業後、1984年に同社入社。営業、工場管理を経て、89年工務部長、91年常務取締役、93年代表取締役社長就任。

「真面目に鉄骨」をスローガンに最高品質の製品を提供

ココクマ編集部(以下、編集部)事業内容について教えて頂けますか。

永井毅社長(以下、永井社長)当社は1957(昭和32)年に熊本市世安町で建築向け鉄骨加工を生業として創業しました。現在では建築用鉄骨の設計・製作・施工を手掛け、本社工場と八代工場で年間生産量約30,000tとなります。

最近は、虎ノ門シティーワールドゲートなど、東京の物件に携わる機会が多いですね。超高層ビルの建築が多いのですが、超高層ビル用の鉄骨を供給できる会社が少ないため熊本からも製品を提供しているのです。もちろん九州でも、熊本市民病院、鹿児島銀行本店、宮崎で計画されているキャノンの新工場等の大型物件に関わらせて頂いています。

これも、2017年2月に本社工場が建築鉄骨製作工場の国土交通大臣認定制度における業界最高位「Sグレード」を九州で初めて取得できたからです。

編集部 「Sグレード」とは?

永井社長 鉄骨工場には製作能力や工場設備、技能者や技術者の人数などに応じてランクがつけられています。上から順に「S・H・M・R・J」と計5つのグレードで成っており、グレードによって手掛けることのできる建築物の規模、使用できる鋼材が変わります。その中でも最高位の「Sグレード」は、あらゆる案件に対応できると認められています。そのため審査も厳しく、全国でもわずか13社しか認定されていないのです。

また、自社で研究開発を積み重ね、設計事務所やゼネコンから指示を受けるだけではなく、一緒に考えて、さらに質の高いものを作ることができるという点も大きな強みですね。設備投資も積極的に行い、生産能力も増強しています。お客様にとってさらに頼れる相談相手になれるよう、更に体制を整えたいと思っています。

編集部 競争優位性が高く、仕事の依頼が増えるのではないですか?

永井社長 ありがたいのですが、やみくもに受注をしたいとは考えていません。私たちはコーポレートスローガンに「真面目に鉄骨」を掲げています。鉄骨製作のプロフェッショナル集団として、「他社にはできないもの」を造りたい。「量」よりも「質」にこだわりたいと考えています。そのために研究開発に力を入れ、より高品質なものを難なく造れるような体制を整え、他社との差別化を図りたいと思っています。

また、物件ごとに必要なスキル・知識・経験を持つ社員を組み合わせてチームを作っています。これまでの経験と蓄積されたデータをもとにお客様のご要望に応えることができるのも私たちの強みですね。これまで関わってきた物件の図面も保管していますので、改造工事の際に「図面ないですか?」という問い合わせにも対応できますし、お客様へのサービスについても「質」にこだわっています。

ただ、「質」の向上に必要な人材の不足は否めません。業界では最近、「BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)」という3次元データを使用するケースも増えてきているのですが、BIMに精通した人材は積極的に採用したいと思っています。技能の継承も不可欠です。「ここで働きたい!」と思ってもらえるような環境づくりが必要ですね。

建設業界で「土日休み」の導入

編集部 働き方改革に取り組んでいらっしゃると伺いました。

永井社長 元々Sグレード取得のために業務改善をする必要があり、4年前から取り組んでいます。その当時は「働き方改革」という言葉もなくて、私も「休日より仕事だろ」という考え方でしたね(笑)。でもいまはそんな時代じゃないので、自分自身の意識を変えました。

会社の制度の中で大きく変えたのは休日です。土日を休みにして、祭日は出勤にしました。以前は休日がイレギュラーだったので連休を取るのが難しかったのですが、土日休みにしたことで連休が取れるようになりました。また子供や地域の行事は土日にあることが多いので、家庭のある社員にとっても助かると思います。「やるからには、きちっと!」という社風があります。「働き方改革」もやるからには「きちっと」取り組みますよ。

編集部 業界的にはかなり思い切ったご判断ではないですか?

永井社長 まずお客様にご理解・ご協力いただく必要があります。納品先である建設業は、土曜日も稼働している現場が多いため、土日を休日にしてしまうとお客様に影響が出てしまい中々踏み出せなかったのです。「働き方改革」だから・・・と簡単な事でもありません。絶対ご迷惑をおかけしないとお客様に頭を下げ、社員の意識改革にも取り組み実現したのです。この様な取り組みが業界に良い影響を与えられたらという想いもあります。

家族に自慢ができる仕事

編集部 先日60周年を迎えられました。おめでとうございます。

永井社長 ありがとうございます。先日60周年の式典を行いました。参加した約400名のほとんどは従業員とその家族です。会社は社員が一生懸命頑張ってくれているから成り立っていると思っていますので、社員への感謝や恩返しを一番に考えています。現在社員が約300名いるのですが、平均年齢は38歳。ありがたいことに、永年勤続者も30年以上が44名、20年以上だと180名以上いました。

編集部 仕事にやりがいがあるという事ですよね。

永井社長 先日は熊本城天守閣の復旧事業に携わりました。こんな機会は数百年に一度しかありません。このような物件に関わって、「自分が造った!」と自慢ができる。これほど誇らしいことはありませんよね。その他にも、福岡空港やJR博多駅・熊本駅、鹿児島アミュプラザ、肥後銀行本店・・・。さらには東京のど真ん中にある超高層ビルも、「これお父さんが造ったんだよ!」と子供に自慢できるんです。自分で手掛けたものがそこに存在する、その達成感や誇りが社員の原動力になっていると思います。

私が社員の結婚式に呼ばれた時も、「こいつはこういう建物をつくりました。」「絶対に壊れませんから。」という話をしたりしますよ(笑)。

編集部 どのような人材を求めていらっしゃいますか?

永井社長 一生懸命勉強する人ですね。他社ではやっていないことを教えていきますので、知識やスキルがなくても大丈夫。ただ、私たちの世界は先輩の背中を見て学ぶ職人気質の世界です。努力を惜しまず、自らを極めていく姿勢が大切です。

また私たちはこれからもより「質」の高い、私たちにしかできないものを追求し、さらには「鉄を加工する技術者・技能集団」として「建築」の枠に捉われない様々な分野への進出を考えています。将来的には海外での仕事も視野に入れていますので、一緒に新しいことにチャレンジできる人がいいですね。

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