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「感動共創」実現のため人材育成に尽力する 株式会社古荘本店の古荘社長

「感動共創」実現のため人材育成に尽力する 株式会社古荘本店の古荘社長

古荘貴敏(ふるしょうたかとし):株式会社古荘本店・代表取締役社長。熊本市出身。熊本高校、慶応義塾大学法学部卒。2000年富士ゼロックス㈱入社、大手通信会社の主担当営業として充実した時期を過ごす。05年古荘本店入社、開発事業部にて新規事業開発及び法人営業を担当。17年5月現職就任。

創業以来の経営理念を刷新

ココクマ編集部(以下、編集部) 経営理念を刷新されましたね。

古荘貴敏社長(以下、古荘社長) 10月から新しく「感動共創」という企業理念を掲げました。創業時から142年間掲げてきた経営理念「お客様第一主義」の刷新の背景には、経済状況や人々の価値観の変化があります。日本は豊かになり、ありきたりのモノやサービスでは満足されなくなっています。お客様の想定を超えた「感動」を提供できる会社でなければならない。そのためには経営者はもちろん、社員の成長をベースに、協力会社さんやお客様とも連携し、新たな価値を創出していく「共創」です。経営理念を変えたというよりは「お客様第一主義」を突き詰めていった結果が「感動共創」という言葉だったのです。「私も覚悟を持って従業員を教育する、みんなも自分の幸せのために本気になろう」という想いも込めています。

編集部 「感動共創」のベースとなるのが社員の成長ということですね。

古荘社長 そうですね。私自身も勉強しますが、経営者として人を育てることに本気で取り組もうと決意しました。会社としての歴史が長い分、創業一族の存在感が大きいためか、階層ごとの役割も不明瞭で人材育成の土壌が整っていないと感じていたのです。こうした社内体制にメスを入れ、自立した人材を育成していきたいと考えています。従業員一人一人が仕事上でやりがいや喜びを感じられるよう、個人の役割を明確にし、迷いなく働いていける環境整備をしていきたいと思います。

社内だけでなく、お客様や地域との「感動共創」のため、地域を盛り上げるイベントに参加しています。プロバスケットボールチーム「熊本ヴォルターズ」のパートナー企業として、応援ユニット「ぼるたんガールズ」のユニフォームを提供。ファッションイベント「まちなかコレクション」やクリスマスマーケットなどにも少しですが協賛させてもらっています。

編集部 人材育成の具体的な取り組みを教えてください。

古荘社長 2017年9月から「社内提案制度」を導入しています。従業員からのアイデアを募り、会社にとってプラスになると判断できれば実行するという仕組みです。これまで100件ほどの提案が集まり、予想より多く嬉しい驚きでした。19年12月にはこれまでの応募の中からいくつか表彰しました。

更には、「夢年表」を社内で共有しています。中期経営計画など細かい資料ではピンとこない社員もいますので、売上や利益、出店計画や今後の事業展開を年表式で記載。そこから逆算して、今年何をすべきか誰が見ても分かるというものです。こちらについても社員のみなさんの意見を積極的に取り入れています。

この様な取り組みの背景には、当社の多岐に渡る事業展開があります。それぞれの分野で一人ひとりが考えて行動することによって、事業が活性化し、会社の成長に繋がると考えています。思い切り任せたら自分が思っていた以上に成果を形にしてくれたケースもあり、ある程度は自由に任せてやってもらった方が会社としては大きくなると感じています。トップダウンではなく、ボトムアップ式の会社経営を目指しています。

新規出店もこれまで以上に雇用責任を果たす

編集部 SAKURA MACHIにも出店されましたね。

古荘社長 はい。当社は3つの事業を柱にしていますが、1つ目は1877年の創業から続くアパレル事業です。繊維総合卸事業に加え、子供向けセレクトショップ「STEP」、国内外のナチュラルブランドを展開しているセレクトショップ「natura」、レディースファッションを中心とした総合店舗「nable」「キナッセ」といったショップを熊本・福岡・山口に展開しています。2019年10月に開業した商業施設「SAKURA MACHI(サクラマチ)」には「natura」を出店しました。12月には「デサキ熊本嘉島店」内、2020年1月には福岡県柳川市「ゆめモール柳川店」にも出店し、店舗数は27店舗となります。また、アパレルメーカーとして自社ブランド製品の製造・販売に力を入れています。30~40代女性をターゲットとした「**mur-mur**ntr」「BEZIERS」「Rejoice」「PureFlow」の4ブランドを展開しています。

2つ目は、IT事業。富士ゼロックス社の機器販売やシステム構築。また、東芝エレベーターなどのファシリティ(設備)も、法人向けに提供しています。経営課題にまで深く入り込む関係性を構築し、協力会社と組んでトータルソリューションの提案まで実現しています。

3つ目が、通信事業。一次代理店として「ドコモショップ」を熊本・大分で4店舗運営しています。

編集部 これからも店舗展開は積極的に行われるのですか?

古荘社長 今後は慎重に考えていきます。実は出店に対する考え方が経営理念に反していると気付いたのです。出店に社員を採用しますが、不採算店舗となり閉店する際に社員は転勤するか退職するしかないのです。人の人生を左右するという重みまで考えがいたらず、会社都合で判断していました。今後はずっとこの地でやっていくという場所に限って出店していきます。そうすることで採用する方にも自信をもって、「簡単には店舗がなくならないので、安心して働けますよ」と言えますよね。数字や結果は後から必ずついてくるから、まずは人づくりからの再スタートだと考えています。

採用で最も重視する要素は「人柄」

編集部 経営方針も変えられるのですか?

古荘社長 私は今「識学」というマネジメントシステムを勉強しています。これは簡単に言うと、全従業員が無駄なストレスを感じることのない仕事に集中できる組織づくりと、成果を上げるためマネジメント理論です。私自身、以前は和気あいあいとした雰囲気の中で楽しく働くことが従業員にとっての喜びだと考えていました。しかし社員の話を聞いてみると、仕事として成果が出せたときや目標数字を達成した時に、喜びややりがいを感じるという意見が大多数。会社が良い雰囲気であることも大切ですが、社員が成果を出せる仕組みや報いるための制度こそが重要だと今更ながら気づいたのです。会社は仕事するところだと…。

実は、古荘本店の礎を築いた二代目社長の古荘健次郎の経営スタイルが正に「識学」だったのです。例えば人事配置に関しては適材適所、情を挟まず能力によって判断する。商売の基本となるマナーや躾に関しては厳しく指導する。こういった商売の原理原則を今の時代だからこそ取り入れていく必要があると感じています。

編集部 御社が求めるのはどのような人材でしょうか?

古荘社長 採用で最も重視しているのは「人柄」です。具体的に言えば、明るく前向きでチームのことを考えられる人ですね。その上で「自分を更に高めたい」「組織の中枢を担いたい」という意欲的な人は、我々が求める人材像と一致します。これは新卒採用でも中途採用でも共通する部分です。

編集部 休日はどのように過ごされていますか?

古荘社長 トレーニングとゴルフが多いですね。トレーニングジムには3年ほど通っており、胸囲もこの1年で10cmほど増えましたね。ゴルフは、年間に5回は80台を出すという目標を掲げています。年内にあと3回で目標達成です(笑)。良い仕事をするためには、プライベートの充実も必要です。そういう生活のしやすさからすると、熊本は非常に豊かな暮らしができます。熊本はこれから大きく変わろうとしていて、若い人にとっていろんなチャンスもあります。地方だからこそ生まれるやりがいのある仕事やチャンスを、しっかり掴んで行ってほしいと思います。

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