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熊本県内の有効求人倍率が1.32倍 主要産業全てで新規求人減少
熊本労働局が2020年5月29日に発表した2020年4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.32倍となり、前月比で0.08ポイント低下したものの、先月に引き続き九州では最も高い求人倍率(福岡・大分では1.27倍)、また全国平均(1.32倍)と同水準となりました。
有効求人数(季節調整値)は前月比5.9%減となり、4カ月連続の減少となりました。また、正社員の有効求人倍率(原数値)は0.92倍で、前年同月を0.14ポイント下回り、1倍を割りました。
主要産業別では建設業(23.8%減)、製造業(30.9%減)、運輸業・郵便業(31.5%減)、卸
売業・小売業(13.3%減)、宿泊業・飲食サービス業(53.3%減)、医療・福祉(22.4%減)、サービス業(他に分類されないもの)(34.3%減)と、全ての産業で減少しました。中でも新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛要請の影響を直接的に受けている宿泊業・飲食サービス業での減少幅が大きくなっています。
全国平均は1.32倍 4年1カ月ぶりの低水準
全国平均の1.32倍は2016年3月以来4年1カ月ぶりの低水準で、新型コロナウイルスの影響により飲食業や宿泊業などのサービス業で大きく落ち込み、製造業でも雇用調整が進んだ結果と考えられます。
また新規求人倍率は1.85倍で、前月比で0.41ポイントと大きく低下しました。正社員の有効求人倍率は前月比0.05ポイント低下の0.98倍。2017年6月の0.99倍以来、2年10カ月ぶりの1倍割れとなりました。
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