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植物肉「ミラクルミート」のDAIZ社 セブン‐イレブンでも気軽に!2025年2月には新工場も

植物肉「ミラクルミート」のDAIZ社 セブン‐イレブンでも気軽に!2025年2月には新工場も

発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造する食品ベンチャー企業のDAIZ株式会社(本社:熊本市/代表取締役社長:井出剛 氏)は、同社の製品が株式会社セブン‐イレブン・ジャパンの『みらいデリ』シリーズの新商品販売に伴い、12商品が採用され、セブン‐イレブン専用に開発した植物肉原料の供給を拡大されました。

スーパーやコンビニでも大豆ミート商品を見かけることが多くなり、メディアでも注目されています。こうした大豆ミートのような、牛・豚・鶏に次ぐ「次世代の肉」として注目される植物肉は、世界的課題となっている地球温暖化問題や世界的人口増加によるタンパク質危機の解決の一助となり、SDGsの観点からも注目が高まっています。

健康志向や環境に対する意識が高まっている現代、植物ベースの食品をすでに商品を手にした人も多いのではないのでしょうか?今後、私たちの食生活に欠かせないものとなりそうです。そこで今回は、大手食品メーカーとも業務提携するなど動きが加速しているDAIZ社の最近の動向についてまとめてみました。

▼過去のDAIZ社の記事はこちら

植物肉「ミラクルミート」のDAIZー北米の戦略的拠点として米国・ボストンに子会社設立

DAIZ×味の素共同開発 セブン‐イレブン『みらいデリ』シリーズ

(画像引用:DAIZホームページ ニュースリリース情報より)

2023年7月に発売を開始したセブン‐イレブンの『みらいデリ』シリーズ。新商品発売に伴い、10月30日週より順次発売開始の11商品を含む合計12商品へ拡大されました。DAIZのコア技術である「落合式ハイプレッシャー法」と味の素社の「おいしさ設計技術」の共同開発商品となります。

DAIZ社の製造技術は、発芽大豆由来の植物が肉のような弾力と食感を見事に実現。植物肉原料「ミラクルミート」として注目されています。DAIZ社では、ミラクルミートと肉や魚を混ぜた「ハイブリッド製法」を採用し、国内外の食品メーカー・小売り等へ植物肉原料を供給されています。

『みらいデリ』シリーズは環境に配慮したSDGsの食品原材料を使用した商品で、発売当初よりメディアなどでも注目、世間の関心が高いことがわかります。
おにぎりやキーマカレー、ごま豆乳担々麺、メンチカツなどの商品でハイブリッドフードを楽しむことができます。

実際にカレー好きの編集部スタッフがキーマカレーを実食してみました。カロリーも525kcalと控えめです。しっかり挽肉のゴロゴロとした肉感を感じ、スパイスもほどよく、美味しさとボリュームを兼ね備え、しかもヘルシーという満足度の高いカレーでした。

植物肉だけではなく、代替卵や代替牛乳の開発も進められており、今後更にバリエーションが広がりそうですね。

(参照:DAIZ株式会社 ニュースリリース 2023年11月6日

 

2025年2月新工場操業、40名新規採用予定

|資金調達 累計調達額は国内フードテック企業として最高額の131億円超に

2023年10月12日には、資金調達の情報も明らかにされました。独立行政法人中小企業基盤整備機構の「ディープテックベンチャーへの民間融資に対する債務保証制度」と日本政策金融公庫の「農林水産物・食品輸出基盤強化資金」を国内で初めて併用し、資金調達シリーズCラウンドにおいて総額71億円超を調達。累計調達額は国内フードテック企業として最高額の131億円超となりました。
今回調達した資金は、2025年2月操業予定の新工場の建設に投資、国内最大級となる植物肉原料工場の稼働で、国内外での市場の拡大、事業成長を加速化させる狙いです。

(参照:DAIZ株式会社 ニュースリリース 2023年10月12日

|くまもと臨空テクノパークに新工場建設

今回の資金調達に合わせて、生産体制の拡大として、2025年の操業を目指し、益城町の「くまもと臨空テクノパーク」内に新工場の建設の計画も発表されました。42億円を投資し、年間の生産能力は現工場の最大4000トンから2倍の最大8000トンへ拡大されます。

国内外で需要の高まりを受け、日本国内以外にもアジアなどの海外向けの原材料の製造を予定されています。また、欧米向けの動物性たんぱく質と植物性たんぱく質を組み合わせるハイブリッドフードの展開も本格化させ、将来的には最大2万トンの生産を目指すということです。

新工場は、2024年1月に着工し、2025年2月に操業開始予定、採用に関しても約40人を新規雇用されるようです。熊本の雇用にも明るい兆しですね。

2025年2月に操業開始予定の植物肉新工場は「安心・安全」「挑戦と進化」「働きやすさ」「地球と環境に配慮」「DAIZの原点」「植物肉で世界へ」という6つのコンセプトを掲げ、SDGsの観点において、「境負荷を定量的に算定する①ライフサイクルアセスメント分析」を生産工程に反映、②日清エンジニアリング株式会社が誇る高度な粉体工場建設の技術・ノウハウの活用の2点に注力されます。

(参照:DAIZ株式会社 ニュースリリース 2023年10月12日


|新工場の概要

●所在地 :熊本県上益城郡益城町大字小谷字中高遊1193番6(くまもと臨空テクノパーク)

●投 資 額:42.2億円(第1期計画)

●敷地面積:40,000㎡

●建築面積:4,348㎡(第1期計画)※順次拡大予定

●生産計画:ミラクルミート(乾燥タイプ)8,000トン/年(第1期計画)※順次拡大予定

●着工時期:2024年1月

●操業開始時期:2025年2月

●新規雇用:40名程度を増員予定


いかがでしたでしょうか。地球環境にも健康にも貢献するDAIZ社。熊本には今回ご紹介したDAIZ社をはじめ、ユニークな企業が数々あります。定期的にご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!

 

 

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