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南阿蘇鉄道7月15日全線再開、震災ミュージアム「KIOKU」も同日オープン
2016年4月に発震した熊本地震から7年。「南阿蘇鉄道」が2023年7月15日に全線再開するというニュースは復興の明るいニュースとなりました。また、熊本県も建設中の震災ミュージアムの中核拠点となる旧東海大学・阿蘇キャンパス(南阿蘇村)の愛称を「KIOKU(キオク)」とし、7月15日にオープンすると先日発表されました。
南阿蘇鉄道 7/15に全線運転再開
熊本地震の影響で、南阿蘇鉄道は一時、全線で運転見合わせとなり、2016年7月31日に部分運転で<中松~高森間>を開始するものの、土砂流入や鉄道施設の損傷被害などの甚大な被害を受けた<立野~中松間>は不通となっていました。立野渓谷に架かる赤い第一白川橋梁の架け替えをはじめとした被災箇所の復旧工事を終え、今年の7月15日に全線<高森~立野間>で再開します。地元住民をはじめ、熊本県民、鉄道ファン待望の7年3か月ぶりの全線再開です。
(画像は南阿蘇鉄道ホームページより)
|ダイヤについて
記念すべき、運転再開当日となる7月15日は特別ダイヤで運行されます(2本通常ダイヤと変更あり)。当日は人気のトロッコ列車「ゆうすげ号」は運休となっております。
7月16日以降は、普通列車を上下各12本運行(うち上下各1本は木・金曜日と土休日に運行)。JR肥後大津駅へ乗り入れる列車は朝の時間帯に上下各2本設定されています。
★ダイヤの詳細についてはこちら
|観光トロッコ列車「ゆうすげ号」
人気の観光トロッコ列車は、オンシーズンの土休日のみ<高森~立野間>を運行します。
(画像は南阿蘇鉄道ホームページより)
■ 運行期間:2023年7月16日(火)~11月30日(木) ※オンシーズン土休日のみ
■ 運行本数:2往復
■ 運行時刻:高森駅(9:40/13:40) 立野駅(11:35/15:30)
■ 運賃・料金(片道):大人1,500円 小児(3歳~小学生)1,000円
■ 予約・販売:ホームページより10日前~3日前まで受付。予約席の残を当日券として販売。※全席指定 満席になり次第販売終了
■ お問合せ:高森駅 TEL 0967‐62‐0058
★詳細は南阿蘇鉄道ホームページをご覧ください。
https://www.mt-torokko.com/
立野駅(南阿蘇村)と高森駅(高森町)の駅舎建て替え工事も先日完了し、阿蘇の玄関口で新たな観光スポットとなりそうです。
立野駅は鉄骨2階建て一部木造(延べ床面積633平方メートル)、熊本県産材を多く使用した駅舎は、2階部分には住民らの交流スペースを設けてあります。また、高森駅は木造2階建ての駅舎(延べ床面積549平方メートル)で、防災拠点を兼ねた交流施設を備えています。
高森駅には人気アニメONEPIECEのキャラクター フランキーも設置されています。
震災ミュージアム「KIOKU」
熊本県では熊本地震で被災した9市町村と連携し、記憶を未来へ遺し学ぶ回廊型のフィールドミュージアムの整備を進めています。
その中でも中核となる「旧東海大学・阿蘇キャンパス(南阿蘇村)」に建設中の震災ミュージアムについて、愛称を『KIOKU』と称し、2023年7月15日にオープンされます。熊本地震関連の映像や資料を展示し、語り部との交流の場などが設置されます。
■ 住所:阿蘇郡南阿蘇村河陽5435(東海大学阿蘇実習フィールド横)
■ 開館時間:午前9時から午後5時まで ※11月中旬から2月末までは午後4時まで
■ 休館日:火曜日(祝日の場合は翌水曜日休館)・年末年始(12月28日から1月3日)
■ 入場料:無料
★詳細は熊本震災ミュージアムホームページをご覧ください。
https://kumamotojishin-museum.com/
施設内には人気アニメONEPIECEのキャラクター ニコ・ロビンも設置されています。
★ワンピース像のスポットについては、下記のブログにまとめておりますので、あわせてご覧ください!
今年の7月15日は南阿蘇の地震からの力強い復興を感じさせる感慨深い日となりそうですね。