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熊本県2024年4月の求人倍率1.25倍-先月と同水準
熊本労働局が2024年5月31日に発表した2024年4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.25倍で、先月と同じ。また、全国平均の1.26倍を0.01ポイント下回りました。全国では18位、九州では大分(1.33倍)、佐賀(1.32倍)、宮崎(1.29倍)に次いで4位の結果に。
参照:熊本労働局 一般職業紹介状況
□有効求人数 35,417人(前月比0.3%減)3か月連続減少
□有効求職者数 28,232人(前月比0.6%減)2か月連続減少
□新規求人数 11,421人(前年同月比4.3%減)14か月連続減少
業種別では(前年同月比)、建設業(10.2%増)、製造業(5.1%増)、宿泊業・飲食サービス業(15.5%増)で増加し、運輸業・郵便業(1.1%減)、卸売業・小売業(13.0%減)、医療・福祉(3.7%減)、サービス業(他に分類されないもの)(24.2%減)で減少しました。
▼全国平均は1.26倍で先月より減少、完全失業率は2.6%で先月から横ばい
厚生労働省による4月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.26倍で先月より0.02ポイント下回り、減少となりました。
産業別にみると、生活関連サービス業,娯楽業(3.4%増)、医療,福祉(1.4%増)、情報通信業(0.4%増)で増加となり、製造業(7.8%減)、教育、学習支援業(7.4%減)、宿泊業,飲食サービス業(6.3%減)などで減少となりました。
また、総務省が発表した3月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で先月と同率でした。就業者数が増加してコロナ禍以前の水準とほぼ同等になっており、雇用情勢の改善に前向きな見方も多いようです。新年度の情勢を鑑み、引き続き注視が必要となっています。
▼熊本の状況は?
「電子部品・デバイス・電子回路製造業」は前年同月比で22.8%増となっています。先月は前年同月比で10.8%増となっており、3か月連続で前年同月を上回る結果となりました。世界的に調整局面が続く半導体関連を含む製造業は、前年同月比5.1%増とこちらも3ヵ月連続で増加しており、今後の受注増加を見越して求人ニーズが高まっており、回復傾向にあります。また、飲食サービス業では観光客の増加による人出不足が続いている一方で、宿泊業では新型コロナ5類移行に伴う大量の求人の反動から、求人数は11か月連続で減少しています。
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