お役立ち記事
熊本県2023年2月の求人倍率1.45倍-2か月連続上昇
熊本労働局が2023年3月31日に発表した2023年2月の有効求人倍率(季節調整値)は1.45倍で、先月より0.01ポイント上回り、2か月連続で上昇しました。また、全国平均の1.34倍を0.11ポイント上回り、全国では18位(宮城・群馬・山梨と同水準)、九州では宮崎・大分(1.46倍)に次いで3位の結果に。
参照:熊本労働局 一般職業紹介状況
□有効求人数 40,174人(前月比0.8%増)2か月連続で増加
□有効求職者数 27,740人(前月比0.5%増)2か月ぶりに増加
□新規求人数 14,694人(前年同月比9.3%増)2か月連続で増加
業種別では(前年同月比)建設業(8.7%増)、運輸業・郵便業(5.7%増)、宿泊・飲食業(36.6%増)、医療・福祉(10.6%増)、その他のサービス業(17.4%増)で増加し、製造業(4.3%減)、卸売・小売業(11.4%減)で減少しました。
▼全国平均は1.34倍、完全失業率は2.6%で先月より悪化
厚生労働省による2月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.34倍で先月から0.01ポイント低下、2か月連続で低下となりました。
また、総務省が発表した2月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で、先月より0.2ポイント増となり、2か月ぶりに5か月ぶりに悪化しました。
新型コロナウィルスが落ち着き、経済活動が活発化する中、より好条件の仕事を求める人が増加したことが要因とみられています。
▼熊本の状況は?
コロナ禍が落ち着く傾向にあり、高水準を維持しています。産業別での新規求人は、宿泊・飲食業は36.6%、その他サービス業では17.4%増と、コロナが落ち着いて雇用も回復傾向にあります。
製造業が4.3%減と減少傾向にあり、世界的な半導体市場の需要が調整局面にあり、現在留まっている状態のため関連企業が求人を控えている一方で、TSMCの進出に伴い、県内の雇用は長期的に拡大するとみられています。
「九州半導体人材育成等コンソーシアム」が3月末に発表した九州の半導体関連企業を対象とした人材に関する調査結果によると、「今後10年、九州で年間1000人程度が不足する」と推計。製造設備を操作するオペレーター、生産技術職を中心に研究開発職も短期的に不足する見込みとのことです。引き続き、県内でも人材獲得と育成が課題となりそうです。
TSMC(JASM)社の採用に関しては、4月3日に入社式が行われ、第1期生となる新卒が125名入社されています。
中途採用の状況は下記のブログでまとめておりますが、採用開始時からすると複数のポジションがクローズになっており、新たな求人が出てもすぐに充足してしまうことが多々ありますので、興味のある方は随時チェックしてみてください。
<TSMC(JASM)に関する求人情報はこちら>
TSMC(JASM)の採用に関しては下記のブログで一覧にまとめておりますのでご覧ください。
<熊本での転職検討されている方向けの転職相談会はこちら>
熊本で転職を検討されている方は毎週相談会を実施しておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。