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熊本県2022年3月の求人倍率1.39倍、2021年度求人倍率は1.35倍

熊本県2022年3月の求人倍率1.39倍、2021年度求人倍率は1.35倍

熊本労働局が2022年4月26日に発表した2022年3月の有効求人倍率(季節調整値)は1.39倍で、前月よりも0.01ポイント減少。全国平均の1.22倍を0.17ポイント上回っており全国17位、九州では宮崎の1.41倍に次いで2位の結果に。

□有効求人数 37,948人(前月比1.2%減)5か月ぶりに減少
□有効求職者数 27,364人(前月比0.1%減)2か月連続減少
□新規求人数 14,395人(前年同月比1.9%増)13か月連続増加

業種別では(前年同月比)製造業(19.5%増)、建設業(6.3%増)、運輸業・郵便業(11.5%増)、宿泊・飲食業(18.8%増)、医療・福祉(7.3%増)と増加し、卸売・小売業(11.8%減)、その他のサービス業(20.9%減)と減少しました。

▼全国平均は1.22倍で3か月連続上昇、完全失業率は2.6%で2か月連続で低下

厚生労働省による3月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.22倍で先月より0.01ポイント上昇し、3か月連続で上昇。
また、総務省が発表した3月の完全失業率(季節調整値)は先月より0.1ポイント減の2.6%で2か月連続低下。新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言が初めて出た2020年4月の水準まで改善しています。

▼2021年度の熊本県内求人倍率は1.35倍、全国は1.16倍

熊本労働局が発表した県内の2021年度平均有効求人倍率は1.35倍で、前年比を0.16ポイント上昇。世界的な半導体不足でニーズが高まった製造業(前年比38.5%増)をはじめ、2020年7月の豪雨災害の復旧工事の影響で建設業(14.5%増)などが高く、2019年度も上回る結果に。また、コロナ禍で影響を受けた宿泊・飲食業(12.5%増)についても改善の傾向ですが、コロナ禍前の2019年の水準を下回る結果となりました。

厚生労働省が発表した2021年度の平均有効求人倍率は1.16倍で3年ぶりに改善。ワクチン接種などによる新型コロナウィルス対策が進み、社会経済活動がある程度再開したことが要因とみられます。ただ、コロナ禍前の2019年度の1.55倍には届いておらず、本格的な回復はまだまだのようです。
総務省が発表した2021年度の平均完全失業率は2.8%で前年度より0.1ポイント低下で2年ぶりに改善しました。ただ、本来なら失業者となりかねない人達を休業としている側面があり、劇的に雇用情勢が回復したわけではなさそうです。

▼熊本の状況は?

県内ではTSMCの工場建設や採用活動も開始され、製造業や建設業以外の業種でも積極的な動きが見られています。
TSMCの採用はソニーセミコンダクタソリューションズ、デンソーとの合弁会社『Japan Advanced Semiconductor Manufacturing(JASM)』での採用となります。
エンジニア不足は大きな課題となっていますが、継続的な採用が必要となるため教育機関での人材育成も強化中です。TSMCの新工場進出に伴い、全国からの転職者の動きも出てきています。製造業だけでなく、融資、ビジネスマッチング、人材紹介、リース、住宅、物流倉庫、物流などビジネスチャンスが広がり、幅広い業種に波及効果がみられています。

★JASMに関する求人案件はこちらをチェック
JASMの求人情報一覧

↓県内のエンジニア人材や求人の動きに関しては、下記のブログをご覧ください!

TSMC 熊本工場(JASM)でのエンジニア募集開始、好待遇で新卒採用も開始

【PM転職コラム Vol.5】TSMCの工場建設に伴う、エンジニア人材・求人の動き

 

★熊本での転職検討されている方向けの転職相談会はこちら
https://rs-kumamoto.net/career/

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