お役立ち記事
熊本県2022年2月の求人倍率1.40倍‐先月比0.03ポイント上昇し九州1位に
熊本労働局が2022年3月29日に発表した2022年2月の有効求人倍率(季節調整値)は1.40倍で、前月よりも0.03ポイント上昇。全国平均の1.21倍を0.19ポイント上回っており全国17位、九州ではトップに。
□有効求人数 38,412人(前月比0.5%増)4か月連続増加
□有効求職者数 27,379人(前月比2.2%減)4か月ぶりに減少
□新規求人数 13,447人(前年同月比9.0%増)12か月連続増加
業種別では(前年同月比)製造業(17.8%増)、運輸業・郵便業(12.5%増)、卸売・小売業(22.2%増)、宿泊・飲食業(21.1%増)、医療・福祉(4.3%増)、その他のサービス業(34.5%増)と増加し、建設業(3.5%減)と減少しました。
▼全国平均は1.21倍で2か月連続上昇、完全失業率は2.7%で改善
厚生労働省による2月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.21倍で先月より0.01ポイント上昇し、2か月連続で上昇。
また、総務省が発表した2月の完全失業率(季節調整値)は先月より0.1ポイント減の2.7%で2か月ぶりに改善。オミクロン株の感染(第6波)がピークを迎え、「まん延防止等重点措置」が36都道府県に一時期適用されたため、求職活動を控える人が増加。失業中に求職活動をしない人は数値に反映されないため、数値上、改善されたとみられています。一時的に仕事を休む休業者数はコロナの影響で依然として多くみられています。
▼熊本の状況は?
新規求人を産業別にみると世界的な半導体需要が続く製造業は17.8%増(前年同月比)と引き続き増加傾向。
飲食業ではコロナ禍の長期化に備え、新規出店や既存店の大量採用もあり、積極的な動きもみられています。
TSMCの県内進出を見据えた求人募集の動きが本格化。
TSMCでは採用予定人数を当初予定していた1500人から1700人に増員。うち300人は台湾TSMCと200人余りをソニーからの出向で賄い、全体の7割を新卒・中途採用、アウトソーシング等で採用予定。採用自体はソニーセミコンダクタソリューションズ、デンソーとの合弁会社『Japan Advanced Semiconductor Manufacturing(JASM)』での採用となり、新卒・中途採用の募集も開始されました。エンジニアにとどまらず人事系などの管理系ポジションの求人もみられます。ただ、求める人材のレベルは高く、修士・博士修了者が望ましく、要求資格に日本語N2以上とあり、国籍を問わない募集となっています。
★JASMに関する求人案件はこちらをチェック
JASMの求人情報一覧
↓県内のエンジニア人材や求人の動きに関しては、下記のブログをご覧ください!
▼TSMC 熊本工場(JASM)でのエンジニア募集開始、好待遇で新卒採用も開始
▼【PM転職コラム Vol.5】TSMCの工場建設に伴う、エンジニア人材・求人の動き
★熊本での転職検討されている方向けの転職相談会はこちら
https://rs-kumamoto.net/career/