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熊本県内の有効求人倍率が1.13倍 1年2カ月ぶりに上昇
熊本労働局が2020年12月1日に発表した2020年10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.13倍で、前月比で0.03ポイント上昇し、全国平均(1.04倍)を上回る結果となりました。
上昇したのは昨年8月以来、1年2カ月ぶり。国の観光支援事業「Go To トラベル」による景気浮上が影響したとみられています。
有効求人数は前月比5.1%増で、2カ月ぶりに増加しています。また、正社員の有効求人倍率(原数値)は前月から0.03ポイント上昇した0.89倍で、7カ月連続で1倍を割る結果となりました。
新規求人数は前年同月比で13.8%減。主要産業別にみると、建設業(12.2%増)のみ増加し、製造業(19.1%減)、運輸業・郵便業(5.0%減)、卸売業・小売業(3.7%減)、宿泊業・飲食サービス業(23.9%減)、医療・福祉(14.1%減)、サービス業(他に分類されないもの)(22.5%減)で減少しましたが、減少幅は9月より縮小しています。
全国平均は1.04倍 1年6カ月ぶりに改善
厚生労働省が2020年12月1日に発表した10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.04倍で、前月を0.01ポイント上回りました。2019年4月以来1年6カ月ぶりの改善となっています。
また、総務省が2020年12月1日に発表した10月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント上昇の3.1%となり、2カ月ぶりに悪化しました。
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