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特集/コロナに負けない! 積極採用を続ける熊本地場企業
地方への転職・移住希望者が増加している
東京圏在住の1万人を対象にしたインターネット調査では、回答の49.8%の方が、地方で暮らすことに関心を持っていることが分かりました。(内閣府官房まち・ひと・しごと創生本部事務局調べ)
就職情報会社「学情」によるアンケート調査では、地方へ転職を希望する人が36.1に増加するなど、新型コロナウイルスはビジネスパーソンの「働き方」や「働く場所」にも大きな影響を与えているようです。
一方で、東京有楽町にある熊本県UIJターンセンターには「熊本には仕事が無いのでは?」という不安に感じられている方のご相談が急増しているとか・・・。
そこで今回、熊本の求人環境はどうなのか?本当に求人はないのか?の疑問にお答えするために、積極採用を続ける熊本地場企業4社の人事担当の方に話を伺ってきました。
コロナに負けない! 積極採用を続ける熊本地場企業
「課題解決支援銀行への転換」をテーマに多角化を進める
株式会社肥後銀行 人事部 隈部元輝さん
1925年の 創立以来、熊本に根差したリーディングバンクである株式会社肥後銀行。2015年10月には株式会社鹿児島銀行と経営統合し、 株式会社九州フィナンシャルグループを設立。 資本強化を図りながら新たな事業へのチャレンジを続けています。2016年12月には株式会社くまもとDMCを熊本県と共同出資で設立し観光事業に着手。システム開発・教育事業・BPOサービス・人材紹介など事業の多角化を進めています。今回、人事部人事企画グループの隈部さんにお話しをお伺いしました。
―今年の採用計画は?
新卒も含めて年間120~130名を予定しています。内訳は新卒採用が100名程度 、中途採用が20~30名。新卒採用は前年が約90名でしたので、前年と同程度ですね。
中途採用も例年通り20~30名で考えています。コロナの影響はほとんどなく、採用計画は予定通り進んでいます。またこのタイミングでweb面接を導入することができたのは良かったと思います。
―なぜ中途採用にも力を入れているのですか?
時代の変化とともに地方銀行の役割も変わってきています。当行としては「課題解決支援銀行への転換」をテーマに、融資だけでなく、関連会社を含めて幅広い事業を展開しています。そのような中で人材のバリエーションや専門性が求められるようになってきました。これまでは新卒でオールラウンダーを育成してきましたが、専門性の高い分野への対応は人事異動だけでは補えません。ゼネラリストでもありながら専門性を身に着けた人材を中途採用で獲得したいと考えています。
また、「地域商社」という言葉で表現したりするのですが、銀行は取引先が多く、様々なステークホルダーがいます。金融に拘らず当行が主体となって人と人を結び付けたり、イベントを開催したり…様々な活動をしていきたいと考えています。実際に関連会社の株式会社くまもとDMCでは観光事業、子会社の肥銀ビジネス教育株式会社では教育コンテンツの提供など、金融に関わらず熊本の活性化に繋がる事業を手掛けています。今後も事業の幅を広げていこうという中で、昨年度は経営品質協議会による経営品質賞を大企業部門で受賞させていただきました。客観的な評価として、銀行としての取り組みの方向性を認めてもらえたと自負しています。
―中途採用のポジションは?
事業フィールドの拡大に合わせて、バラエティに富んだ人材を採用したいと考えています。金融営業は金融出身者が望ましいですが、「地域商社」的な事業分野であれば金融経験者に拘りません。そういう意味では、中途採用の対象となる方の職種や経験の幅は拡がっています。中でも、特に採用に注力しているのはIT関連の分野。専門家でなければ対応できない分野ですからね。
異業種の方でも熊本を活性化させたいという思いをお持ちの方にはご応募いただきたいですね。今年の3月に中途採用で入行された方も元々は不動産販売をされていて金融は未経験。現在は個人向けの住宅ローン営業で活躍していただいています。将来的には前職が活かせるような新規事業が立ち上がる可能性もありますし、会社が自己実現のための一つの手段と考えると、当行は良い手段になると思いますよ。
―中途採用を本格的に開始したのは最近ですよね…?
実は中途採用を本格的に導入したのは2018年の秋頃からです。それまでは採用チャネルとしてはほぼ新卒のみでした。中途採用も自社ホームページに採用情報を掲載している程度で、年に1~2名採用できるかできないかといった状況でした。そのため中途入社の方に対しては、入社後のフォローなど至らない部分も正直あったかと思います。現在では全体の行員数2163名の内、中途入社は今年の4月入社まで含めて約60名にまで増えており、ほぼ全ての部署に中途入社の社員が在籍しています。昨年末には初めて中途入社組で集まって宴会を開いたようなんです。今後も中途入社の方が働きやすい環境を整備していきたいですね。
世界シェア2位の理化学用ガラス製品メーカーの挑戦
株式会社旭製作所 人事・総務グループの橋本祐二さん
1950年に福岡県大牟田市 にて創業した、理化学用ガラス製品の製造販売を行う株式会社旭製作所。主要製品であるガラス製反応容器装置は国内出荷量最多、国内製薬業界・化学業界上位10社には100%導入実績があり 、直近の年間売上高は約71億円。世界で数社しかない製造技術をもち、国内では同社だけでしか製造できない製品も取り扱っています。オンリーワンの技術力と設備を強みに、国内13拠点の他、海外にも4か国に9拠点を展開しています。今回は人事・総務グループの橋本さんにお話しをお伺いしました。
―主な取引先とコロナによる業績の影響は?
当社の主な取引先は製薬メーカーや化学メーカー、半導体製造装置メーカー、大学などの教育機関ですが、コロナによって大学関係のラボが閉鎖になり消耗品の受注が無くなってしまったり、開発部門の予算が後ろ倒しになってしまったりと、全く影響がないわけではありません。受注してから納品までに数ヶ月から1年程度タイムラグが発生しますので、現在は過去受注分の仕掛品に取り組んでいます。
ただ、製薬や化学関連の需要が大きく落ち込むことは考えにくいですし、他社には真似できない商品技術にもしっかり投資をしていますので、競争力はあると思っています。 また国内には同規模の競合が少ないので、一時的な落ち込みはありますが、長期的には 影響はそこまで大きくはないと思います。海外拠点とのネットワークもあり補完している 関係です。販売・製造網をグローバルに張り巡らせているので海外で受注した製品を本社で製造することができますし、逆に日本で受注したものを海外拠点で製造することもできます。競争力の源泉は人なので 採用数を予定よりも減らすといったこともありませんよ。
―競合が少ない ?
職人が技術を習得するまでに5~10年ほどかかるため、同業界への新規参入が難しいのです。また後継者不足などの理由から廃業を考えられている同業者さんのM&Aも 進めていますので、物理的に同業者が減ってもいるのです。技術者の数・生産設備など、当社のような規模の会社は世界的にも少ない と思いますね。
―今年の採用計画・募集職種は?
ガラス製品は手作りに近いため 機械化や大量生産ができません。人がいないとモノが作れないので、毎年しっかり人材確保できるよう動いています。今年は新卒・中途合わせて例年通り20名ほどを採用したいと考えています。会社全体としては、現在社員数は約280名で、定年退職などで抜けていく人員もありますので毎年10数名の純増で推移しています。
中途採用は国内営業職を中心に、グローバル戦略準備室の海外事業企画 スタッフなど募集しています。営業職は化学系を専攻していることはアドバンテージにはなりますが、経歴は問いません。実際に文系の社員も多く活躍しています。英語が得意な方にはぜひチャレンジしていただきたいですね。
現社長が就任した2012 年頃から海外への販路・生産拠点拡大に力を入れはじめました。現在は4か国(アメリカ、イギリス、スイス、インド)、9拠点を展開、M&Aなども積極的に推進しています。現在、「グローバル戦略準備室」という専門のチームを立上げ、会計システムなどインフラの共通化など、各拠点を統合していく予定です。外国語を使えるだけでなく、財務・会計の知識や実務経験、加えて化学のバックグラウンドがあると理想的ですね。
―御社の社風・カルチャーは?
私自身、これまで色々なカルチャーの企業を経験してきましたが、ここで感じるのは評価制度の明確さと公平さです。評価基準がしっかりと賞与・昇給と結びついており、各グレードの仕事の定義が明確でわかりやすいですね。驚いたのが、評価基準に沿って上長が評価した後で、各部門長が全員で集まって、1日かけて意見をすり合わせるのです。中々そこまでする会社はないですよね。また当社は京セラのアメーバ経営を取り入れており、管理手法が明確 な経営スタイルだと感じます。コロナで実施できていませんが稲盛さん流のコンパ費用も予算化されています(笑)。多くの方に、荒尾にこんな会社があるんだ!とアピールしていきたいですね。
独自の技術力から生み出される品質は働きやすい環境から生まれる
株式会社RKKコンピューターサービス 経営管理本部 村崎一之さん、小木里奈さん(仮名)
自治体向け総合行政システムと金融機関向け事務集中システムの2本柱を主事業とし、特に自治体向けのシステム導入では九州でトップクラスの実績をもつ株式会社RKKコンピューターサービス。北海道から沖縄まで、地方自治体では300、金融機関では60を越えるユーザーに対し自社開発のシステムとサービスを提供しています。今回は採用担当の村崎さん、小木さんにお話しをお伺いしました。
―今年の採用計画と募集の背景は?
今年の採用計画としては新卒・中途合わせて30~35名を目安としていますが、採用数を決めているわけではありません。良い方と出会えたら積極的に採用したいと考えています。
案件依頼が多く、優秀なエンジニアの獲得は永遠のテーマです。ただ、受注につなげる為に採用するわけではありません。私たちは「モノづくり」、特に品質にはかなりの拘りを持っています。質の高いアウトプットのためには、人的に余裕のある開発環境や働きやすい制度・体制を整えておく必要があると考えています。限られた時間の中で、最高のパフォーマンスを発揮してもらう環境整備が採用の目的なのです。
―中途採用のポジションは?
システムエンジニアやネットワークエンジニアなど技術者ですね。自治体や金融業界向けのシステム開発経験者は大歓迎です。また、業界は限らず、PMやPLなどのマネジメント経験のある方も採用したいですね。特定の言語に精通していなくても問題ありません。詳細に関しては当社のエンジニアと技術面談を行い、ご自身の経験と照らし合わせて活躍いただけそうかを判断していただければと思います。
また、エンジニアとしてのバックグラウンドは必須ですが、第二新卒や未経験者の採用も行っています。今年の4月に28歳の女性がSE職として 中途で入社しましたが、この方も未経験者です。理系の 学部・学科を卒業し、東京で全く違う職種に。でもやっぱりSEを目指したい…ということで応募してこられたのです。一旦は別の道に行かれた方でも、チャンスがあればチャレンジしたいという思いがあれば、ぜひご応募いただきたいと思います。
5年ほど前から管理部門の採用にも力を入れています。経営企画 や人事・経理、就労支援といったポジションです。エンジニアの数に対して管理部門の担当者が少ないですし、専門知識を持ったプロフェッショナルが不足していることも課題です。世の中の動きに合わせて働きやすい社内環境や制度の整備を急ぎたいと考えています。
―熊本本社から東京支社・福岡支店 への異動はありますか?
本人の希望があれば支社・支店 への配属もありますし、プロジェクトによっては、抜擢をして東京や福岡での勤務をお願いする事もあると思います。
ただ、様々な事情で県外から熊本へUターンして入社した社員も多いですし、熊本地震を機に熊本へ帰ってきた社員は熊本本社に勤務していますよ。特にUターンの方は、 「転勤をしたくない」という希望があれば面接で率直に言っていただきたいですし、ネガティブに捉えることはありません。
逆に、もし東京で勤務をされている方で、当面は東京で働きたいけど将来的には熊本に帰って来たいと考えている方がいらっしゃればぜひご相談していただきたいです。コロナで仕事環境・生活環境を考え直した方も多いのではないでしょうか。勤務地は本人のスキルにもよりますが柔軟に対応できます。「そういうことができるんだ」と知ってほしいですね。
―小木さん自身も、今年の3月に熊本にIターンされたとか…。
はい。熊本は両親の出身地で、私自身は関西で生まれ育ちました。生活自体は関西と比べても不自由していません。夏はコロナが落ち着いたら天草でSUPという水上スポーツをしようと決めていて、楽しみにしています。コロナで実行できませんでしたが、天草で釣りをしたり阿蘇でキャンプをする計画を立てていたんですよ。熊本は市街地の利便性と、海や山といった自然、どちらも両立していて良いですね。物価も安くて生活しやすいです。当社は成果に対する評価制度などもしっかりしていますので、これから頑張っていきたいと思います。
熊本にこだわり、熊本の雇用の場を創出する
株式会社再春館製薬所 人財部 の安田大輔さん
国内認知度96%を誇るロングセラー商品「ドモホルンリンクル」の製造と販売を、熊本の本社で全て行なっている漢方の製薬会社・株式会社再春館製薬所。全ての機能を熊本本社のワンフロア―に集約し、熊本品質に拘った商品づくりやお客様満足を追求したサービスを提供しています。また台湾やタイで化粧品事業をスタート、海外展開も進めています。今回は人財部 の安田さんにお話しをお伺いしました。
―人材採用の背景は?
お客様に対して商品・サービスを提供していくための体制づくりはもちろん、熊本に雇用の場をつくることや雇用を守ることが当社のミッションの一つだと考えていますので、熊本愛をもって採用活動は今後も継続していきます。
会社が続いていくにあたっては、社員が当社の「企業理念」や「ありたい姿」を理解し、体現してくことが大切です。これによって活き活きと仕事ができ、結果としてお客様満足を作っていくことができるのです。新卒採用に関しては当社の想いを繋いでいく代弁者として採用活動を継続していきます。中途採用に関しては、お客様に選ばれ続ける会社であるために、事業を進化させていく中で、当社にはない経験や視座 を身に着けた人材を獲得していきたいと考えています。
理念にもありますように、お客様おひとりおひとりの人生に寄り添い、イキイキとした人生を応援する企業として、今年の4月から年齢肌に向き合う「化粧品事業」と、お痛みや動き改善に向き合う「漢方事業」をひとつの事業とし、グッドエイジング創造事業本部が発足し再スタートを切りました。 お肌やお身体の動きに関する悩みだけではなく、歳を重ねるにつれて出てくるさまざまな悩みのお役に立てる事業として、どこにもないものをどこにもない方法で提供していくお客様感動の創り方は、 長年お客様一人一人と寄り添い、お客様のお声を拾い続けてきた当社にしかできないことだと思いますね。
―中途採用のポジションは?
マーケティングや経営企画、海外事業部などさまざまな職種を募集していますが、現在特に募集をしているポジションがスマホやタブレットを中心としたwebマーケティング担当。 一般的なwebサービスではなく、お客様1人1人に寄り添うといった、これまで大切にしてきた当社とお客様との距離感をweb上 で実現していくために、一緒に向かっていける方を探しています。
―求める人材像は?
まず何よりも大切にしたいのは「企業理念」と「ありたい姿」に共感し、当社の社員と「一緒に働きたい」と思っていただけること。当社独自の働き方であるワンフロアの良さを活かし、周囲を巻き込んで働けることも重要ですね。一つの物事を進めていくにあたって、ワンフロアの利点を活かして部署など垣根を超えて相談・推進していく…今回のコロナ禍においても、社員がすぐに一枚岩になれることでスピーディーに対応できることが多く、当社の強みであることを実感しました。日ごろから色々な社員とコミュニケーションを取っていることが、有事の際に活きたと感じましたね。
また、当社は創業の地である地元・熊本に対する想いを強く持っています。昨年立ち上げた奨学金制度も、熊本の未来を担う人材育成のため。熊本に根付く会社として、「熊本を元気にしたい」「熊本で働きたい」という想いを持った方と一緒に働きたいと思います。
―コロナで働き方は変化した?
会社として示された行動方針に則って在宅ワークを導入し、社員全体の7割が在宅勤務を実施しました。グループ会社である再春館システム株式会社をはじめ 、社員やご家族の協力もあり、 お客様対応の部署も自宅で仕事ができるよう設備や体制 をスピーディーに整えることができたことが大きかったですね。私たちの採用チームとしても説明会から面接をすべてオンラインに切り替えて、面接官も自宅で面接を行いました。6月の時点では5割の出社比率を維持している状態ですが、社員からは場合に応じて 在宅勤務が活用できる 制度として形になれば嬉しいという声もありますし、議論していく予定です 。
―安田さんはIターンで熊本に来られたとか…。
熊本は3年目になります。以前は福岡市の中心地に10年以上住んでいたので、熊本は不便が増えるのかなと思っていたんですが…全然そんなことなかったです。今は熊本市内から車通勤をしていますが、以前のような渋滞や込み合った公共交通に比べると快適です。
仕事に対しても、当社にしかできないことを熊本という地から全国へ届けることが魅力に感じています。この広さと規模で、製販一体ができるのは熊本だからこそできる、ある意味でダイナミックな仕事の仕方だと思いますね。
熊本の転職マーケットについて
UIターン転職支援を中心とした人材紹介サービス「リージョナルキャリア熊本」を運営する株式会社パーソナル・マネジメントの桝永社長に転職マーケットについて伺いました。
―Uターン希望者は増えていますか?
新型コロナウィルスの感染拡大や4月の緊急事態宣言以降も、弊社へのエントリー者数は増加の一途、前年比30%増で推移しています。特に県外在住の中長期・UIターン希望者が増えています。リモートの普及により以前よりもずっと気軽に面談できるようになったことが、面談数増加の一因ではないでしょうか・・・。また、転職希望者は「今すぐ転職したい」というより「中長期的なキャリアを見据えて」という方が多く、「リモートワークで時間的・精神的余裕があり、将来のキャリア形成について考え始めた・・・」「リモートワークが続く中、東京に居る意味は?と考え始めるようになった・・・」など自分と向き合う時間が増えている方が多いという印象です。
―求人は落ち込んでいませんか?
コロナの影響が直撃している業界(観光・宿泊・飲食・イベント・広告など)は軒並み採用ストップしています。また一部の装置メーカーでは液晶事業部の撤退や生産調整など、大手関連企業も一時的に採用ストップしている状況です。
一方、地場企業の採用意欲は比較的旺盛です。慢性的な人材不足や不景気だからこそ採用チャンスだと、むしろ積極的ですね。これまで利益を積み上げて内部留保の厚い会社は、足元で悪影響は受けていても、採用する余力が十分あるのです。
また、WEBを活用した選考が当たり前になったのはお互いにとってメリットがあるのではないでしょうか?面接も適性検査もWEBであれば移動コストや感染リスクの低減、スケジュール調整もスムーズになりますので・・・。
―これからUIターンは増えそうですか?
地場企業の採用意欲は下がっていませんので引き続きUIターン希望者にとっては仕事選びのチャンスは十分あると思います。今のところは・・・です。
最近、副業などを希望される方が増えてきました。東京に居ながら、週末や月に数回熊本に関わりたい・・・など。残念ながら熊本は未整備の会社が多く、いわゆる転職しかUIターンは実現できません。
一部の大手企業では「リモートワーク採用」もスタート。退職しなければ叶わなかったUIターンも、現職のまま熊本でリモートという可能性も出てきそうです。
まとめ
熊本に限らず、地方の企業は慢性的な人材不足です。経営者は優秀な人材の採用を渇望しています。
今回取材させていただいた4社の募集背景は、業績拡大や社内環境整備、地域貢献などさまざま・・・。
コロナのダメージを受けたこのタイミングで転職してもよいか、気になっている方も多いと思います。基本的に、転職は思い立ったが吉日です。動いてみてよい出会いがあれば転職すればいいし、出会わなかったら転職しなければいいだけなので、あまり先入観は持たず、まずは正しい情報収集を始めることをお勧めしています。
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