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熊本市電の延伸、2026年度開業を目標に整備スケジュール案
以前よりニュースとなっていた熊本市電の延伸について、熊本市が2026年度の開業を目指す考えを明らかにしました。
延伸が検討されているのは、熊本市東区の健軍町電停と東町の第二空港線付近を結ぶ約1.5kmの通称“自衛隊ルート”。沿線には東区役所や熊本東警察署、第二高校、終点付近には来年10月に開業予定の新しい熊本市民病院があります。
熊本市が市議会市整備委員会で示した整備スケジュール案によると、来年3月までに市電の延伸を決定。2019年度から設計や地質調査に入り、延伸工事に必要な手続きに着手したい考えです。
早ければ2021年度に着工、約4年をかけて工事が行われる見込みです。総事業費は100~130億円、そのうち半分程度は国からの補助金を活用。熊本市は年間58万人の利用を想定しています。
熊本市は「延伸によって公共施設へのアクセス向上や地域活性化などの効果が期待できる」としていますが、「熊本地震からの復興途上で多額の予算を使う必要性があるのか」といった指摘もあるようです。
先日熊本県が発表した熊本空港へのJR線延伸も含め、今後の動きが注目されます。