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熊本県内の有効求人倍率が1.6倍 全国平均上回る
熊本労働局が8月31日に発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は1.60倍で、前月比で0.01ポイント低下しているものの全国平均(1.59倍)と九州・沖縄の平均(1.44倍)いずれも上回る結果となりました。
新規求人では前年同月比で2.6%増え1万5272人と5ヵ月ぶりの増加。背景として9月14日に開業予定の「SAKURAMACHI Kumamoto」関係の影響が考えられます。
新規求人の業種別で見ると、前年同月で増加しているのが宿泊・飲食サービス業(1.2%増)、衣料・福祉(10.8%増)の分野。一方減少しているのは製造業(19.9%減)、運輸・郵便業(18.4%減)の分野でした。九州全体で見ても電子部品の生産調整などが響き、製造業で新規の求人数が伸び悩んでいるようです。
県内の求人は前月比の1.6%増の4万168人、求職者も1.8%増の2万6032人と増えている状況。また来春卒業予定の高校生の県内の求人倍率は2.89倍と7月末としては過去最高だったようです。引き続き求職者よりも求人数が多く、働き手が不足している「売り手市場」と言えます。
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