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【くまもとの暮らし方/vol.1】熊本市内は公共交通機関だけで生活できる?!熊本市内の交通事情
みなさん、こんにちは!ココクマ編集部です。
今回からスタートしました「くまもとの暮らし方」。東京からUターンして約10カ月、ココクマ編集部・池田が改めて感じる熊本での暮らしの良さ・東京での暮らしとの違いを紹介していきます。
今回取り上げるのは、「熊本市内の交通事情」。東京から熊本へUIターンを検討されている方のお話を伺う中で、「熊本は車が無いと生活できませんか?」というご質問をよく頂きます。東京や首都圏では電車はもちろん、バスの本数も多く、車を使わない生活をされている方も多いですよね。田舎の方では難しくても、公共交通機関の多い熊本市では可能かも・・・!?実際に公共交通機関をフルに活用している池田の暮らしを紹介いたします。
多彩な交通手段 ①熊本市電
熊本市内では公共交通機関として、JR九州・熊本市電・熊本電鉄等の鉄道、九州産交バス・熊本電鉄バス・熊本都市バス等の路線バスと、鉄道・路線バスを合わせると9つの公共交通機関があります。もちろん、熊本県内では一番の利便性を誇る地域です。
この中でも熊本市ならではの交通機関が、熊本市電(路面電車)です。JR熊本駅から健軍町まで走るA系統と、JR上熊本駅から健軍町まで走るB系統の2路線があり、路線内はどれだけ乗っても一律170円(小学生以下の子供は90円)。本数は5~10分に1本程度、JR熊本駅・上熊本駅から、熊本市役所や熊本城前、熊本市内一番の繁華街である「通町筋(とおりちょうすじ)」、水前寺公園や熊本県庁方面まで通っています。
街中に住まいや勤務先がある場合は、熊本市電だけで事足りる場合もあります。私もA系統の「河原町」駅から、勤務先にほど近い「水道町」駅まで熊本市電で通っています。通勤時間はドアtoドアで30分程度。朝の通勤時間帯は混むこともありますが、東京の満員電車ほどではありません。沿線の利便性の高い賃貸物件でも、東京での同タイプ物件の家賃に比べるとかなり安くなるケースが多いので、生活コストを抑えることができます。
多彩な交通手段 ②路線バス
熊本市内の交通手段としてもう一つ欠かせないのが、路線バスです。九州産交バス・熊本電鉄バス・熊本バス・熊本都市バス・東バイパスライナー・ゆうゆうバスと、6つの交通機関が熊本市内とその周辺地域に路線バスを巡らせています。
熊本市とその周辺に広く走っていますので、通勤・通学はもちろん、熊本市電の走っていない病院や観光地等へ行く際に大変重宝します。本数はどのバス停を利用するかで変わってきますが、市内中心部の多いところでは5~15分に1本、郊外の少ないところでは30~1時間に1本かそれ以下のところもあります。
私も通勤以外の用事でバスを使うことがありますが、基本的に熊本市内の主要機関へ行く分には、15分に1本くらいの頻度でバスを利用できているのであまり不便さは感じません。
また、中には深夜バスを運行している交通機関もあります。運賃が通常の2倍かかり、特定の路線のみとなりますが、熊本市中心部で飲み会があるときなどは助かります・・・!
自転車利用者も多い熊本市
通勤する際によく見かけるのが自転車利用の方々です。熊本市では平成23年度に「第2次熊本市自転車利用環境整備基本計画」を策定し、「自転車でお出かけしたくなるまちづくり」を基本理念に、自転車専用レーンや、白川沿いの歩行者と自転車利用者のための道路「白川ちゃりんぽみち」など、自転車が走りやすい環境を整備しています。
自転車ですと維持費も少なくて済みますし、熊本では車での移動が当たり前という雰囲気の中、最近では運動不足解消のために自転車通勤を始める方も多いようです。熊本市内には駐輪場もいくつか設けられており、料金は2時間まで無料、それ以降は場所によりますが6~12時間で100円程度。環境にもお財布にも優しい自転車通勤、お勧めです。
まとめ
私も自動車無しでこの10カ月生活してきましたが、普段の生活において、熊本市内では特段不便さを感じることはそう多くありませんでした。東京に比べると多少電車やバスの本数は減りますが、それを少しのんびりと待つのも熊本らしい生活ではないでしょうか。
ただみなさんもご存知の通り、熊本県内にはたくさんの観光地があります。阿蘇や天草、そのほか九州他県に出かけるとなった場合に、やはり自家用車があるともっと行けるところが拡がるな・・・と思うこともしばしば。熊本市内にはタイムズカーシェアが点在しているので、少し遠出したいなと思った時にはカーシェアを利用するのも良いと思いますが、ここは思い切って自家用車を購入して、愛車で休日に阿蘇までドライブ・・・というのも良いですね。
ぜひ、みなさんの「くまもとでの暮らし」の参考にしてみてくださいね!