「木村のあられ」から「食の地域総合商社」へ 若い力でさらなる会社の発展を目指す 株式会社木村の木村室長 | COCO COLOR KUMAMOTO(ココクマ) | 熊本で働こう!暮らそう!

「木村のあられ」から「食の地域総合商社」へ  若い力でさらなる会社の発展を目指す 株式会社木村の木村室長 | COCO COLOR KUMAMOTO(ココクマ) | 熊本で働こう!暮らそう!熊本の熱量を届ける
これからのキャリアマガジン

熊本の未来をつくる経営者

「木村のあられ」から「食の地域総合商社」へ  若い力でさらなる会社の発展を目指す 株式会社木村の木村室長

「木村のあられ」から「食の地域総合商社」へ 若い力でさらなる会社の発展を目指す 株式会社木村の木村室長

木村寿孝(きむらとしたか)株式会社木村、管理本部統括 兼 企画・総務室長。京都大学経済学部卒業後、JFEスチール株式会社入社。千葉の製鉄所で6年間の勤務を経て、2017年熊本へUターン。同年、株式会社木村へ入社。

「あられ」から「生鮮食品」まで食を安定的に供給できる会社へ

ココクマ編集部(以下、編集部) 「木村のあられ」は熊本で知らない人はいないかと・・・。

木村寿孝室長(以下、木村室長) ありがとうございます。「木村のあられ」のイメージが強い当社ですが、実は現在、木村グループ全体で主に3つの事業を展開しています。「あられ」を中心とした米菓、和菓子、洋菓子の製造を行う『製造事業』、九州一円のお得意先様へ、全国のお菓子メーカー様から仕入れた流通菓子、九州を中心としたブランド米の商品、自社で企画しているお土産品の販売、及び病院・保育園等へ業務用食材の納品を行う『卸売事業』、食料品の保管・仕分け・配送のほか、重機類運搬・日用品・家具の仕分けや配送を行う『物流事業』など、多方面に事業を展開し、売上はグループ全体で約350億円となっています。

一方、近年では地域社会への貢献も積極的に行っており、熊本震災でチーム存続の危機にあった女子サッカーチームである「熊本ルネサンスFC」を熊本のさまざまな企業と一緒に支援を始めました。また、2015年12月に熊本市より採択を受けまして、「社会福祉法人善隣会」を設立し、2018年2月に「特別養護老人ホーム画図重冨苑」を開設、福祉関連事業にも携わることとなりました。

編集部 事業の幅は広いですね。

木村室長 今年から、当社では「食の地域総合商社」というキャッチフレーズを発信し始めました。「食に対する信頼・安全・安心が強く求められる社会」に応えるため、米の栽培をはじめ、原材料の調達、自社製品の企画・製造、高品質な物流網、地域に根ざした商品開発・販売、売場の企画・提案など、一貫してコーディネートできる体制が当社の強みとなっています。

これもここ数年、積極的に取り組んできた新規事業やM&Aの成果だと考えています。グループ会社の「寅家」では「焼酎もなか」「ひのくに椿」といった人吉のお土産品を製造していますし、中国メーカーに製造委託している「ごろっとむき甘栗」も売れ筋製品となっています。もちろん、自社の看板製品である「あられ」でも「無選別おかきシリーズ」をはじめ、多数の売れ筋製品があります。

育てて頂いた地域への恩返し

編集部 特別養護老人ホームを開設されたことには、何か理由があるのでしょうか?

木村室長 今後、加速する「超高齢化社会」問題に対して、私たちは「食を基軸に生活を提案する」ことを通じて、地域社会の「安心・安全・美味しい」に貢献できれば、と以前より社長が考えている中、熊本市より採択を受けまして、特別養護老人ホームを開設することとなりました。「食」に携わってきた経験を活かし、地産・地消、田崎市場直送の新鮮な食材にこだわり、安心・安全でおいしい食事を提供できるよう、日々努めています。

また、社員のご家族に介護が必要になったときに、介護離職・介護休業等せざるを得ないという状況を避けられたらとも思っています。特別養護老人ホームは、決して社員の家族が優先されることはなく、地域のご利用される方々と同じ手続きが必要ですが、少なくとも会社の関連する施設ということで、社員とそのご家族に何かあったとき、安心してご相談、ご利用頂けるのではないかと・・・。国が打ち出す「介護離職ゼロ」を目指していく考えです。

編集部 今後のビジョンとしてはどのようにお考えですか?

木村室長 「おいしい暮らしと潤いと夢を」という経営理念のもと、これからも日々お世話になっている地域の皆様に安定して「食べることの楽しみ」を提供し続けることがベースにあります。しかし、時代の変化と共に、私たちも変化していかないことには会社の発展に繋がりません。

当社では、これまで『卸売事業』が売上の軸となっていましたが、今後はグループ全体として『製造事業』と『物流事業』にシフトしていこうと考えています。せっかくメーカー機能に併せて物流機能も持っていますので、自分たちにしか作れないものを作り、自分たちで運ぶ、というところにこだわって企画し、他社との差別化を図っていきたいですね。「木村」にしかできない製品、サービスを創っていきたいと思います。

また、お米を自社生産し、加工・流通・販売まで一貫して手掛け、農業の6次産業化を推進することで地域の雇用促進にも繋げていきたいです。創業して65周年となる今年、育てて頂いた地域の皆様に恩返しができるよう、グループ全体で社会へ貢献していきたいと思っています。

編集部 これを達成させるにはどんなことが必要ですか?

木村室長 グループ全体の「仕事の仕組みづくり」が不可欠だと感じています。「働き方改革」にも繋がるのですが、仕事の仕方を標準化・効率化していこうというものです。例えば、創業時に必死にお得意先様のご要望に応えようとしてきたことが、現在ではお得意先様も含めお互いに非効率になってきていると思います。人材不足が叫ばれている昨今、どこの企業の社員さんも皆等しく時間が惜しいのです。

これまで通り、足繁く営業に伺うのではなく、回数を減らしてもお得意先様のニーズを引き出す工夫・教育が必要だと考えています。お得意先様にとっても私たちにとっても、お互いに最大のメリットを生み、かつ無駄を生まない「仕事の仕組みづくり」を行っていきたいですね。

若い世代を育てる社風づくり

編集部 歴史や信頼に加えて、さらに総合力を高めていらっしゃる印象です。

木村室長 そうですね。でも、当社の礎となっているのは「人財」だと思います。皆さん本当に勤勉なんです。それぞれの持ち場で、任された仕事に責任感をもって取り組む社員の皆さんが、この会社をここまで育ててくれたのだと思います。社員の皆さんの真面目な姿勢がこの会社の大きな強みであり、良い風土であると感じます。

この風土をさらに次のステージへステップアップさせるためにも、私はこれまで以上に「人を育てる」という意識を根付かせていきたいと考えています。現在の部長・課長クラスの社員はプレイヤーとして現場に出ることが多いですが、若手を育てるためにも、更に多くのチャンスと権限を若手社員に与え、若手社員の考えているアイディアを形にすることを「支援する」ことが部長・課長クラスの仕事だと考えています。私は、同じ失敗を何度も繰り返すことはいけませんが、違う失敗は100回していいと思っています。現場での失敗・経験の中から気づきを得て、次の機会に成功するよう繋げていってほしい。若い人にこそ経験を積ませてあげられるような社風をもっと創っていかなければならないと感じています。

編集部 どのような人材を求めていらっしゃいますか?

木村室長 これからの時代、過去の経験則で物事を判断すると、お得意先様、そして消費者の皆様に必要な商品、製品、サービスをお届けすることはできません。置かれた環境で自発的に考え、行動でき、常に何か新しいことを模索する人が好ましいですね。経営理念である「おいしい暮らしと潤いと夢をお届けする」ことに準じることであれば、どんな提案でも、どんな新しい案件でもスピード感をもって実現していかなければなりません。また、当社グループは熊本だけでなく九州全体に事業を展開しているので、熊本はもちろん、九州で働きたい人であれば大歓迎です。

編集部 熊本へUターンしていかがですか?

木村室長 日常生活は千葉市でも熊本市でもそんなに変わらないです。熊本市内は住みやすく、そんなに田舎だとは感じないですね。それなのに緑が多くて、街並みが綺麗なところも好きです。高い建物が少ないのも良いですね。高層マンションには住みたくなかったので・・・(笑)。

私は帰ってくるところが決まっていましたが、関東で九州への転職先を探すのは本当に大変だと思います。大手企業の情報が多くて、なかなか地場の企業情報にはありつけないのではないでしょうか。自分のようなUターン希望者の方に「ここで働きたい!」と選んでもらえるような企業グループにしていきたいと思います。

「木村のあられ」から「食の地域総合商社」へ  若い力でさらなる会社の発展を目指す 株式会社木村の木村室長

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらいいね!しよう

熊本へ転職希望の方の求人はこちら
今週の人気記事
年別アーカイブ
メールマガジン

ココクマのメールマガジン購読者募集中!! 熊本の就職・転職に役立つ情報をメールでお届けします。
月1回配信。登録・購読は無料です。
ご登録されたいE-mailアドレスを入力し、登録ボタンを押してください。