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KMバイオロジクス株式会社の「エムポックスワクチン」がWHOから緊急承認されました!

KMバイオロジクス株式会社の「エムポックスワクチン」がWHOから緊急承認されました!

(画像引用:KMバイオロジクス株式会社HP)

ココクマにインタビュー掲載中のKMバイオロジクス株式会社(代表取締役社長 永里 敏秋 氏)は2024年11月20日、同社のエムポックスワクチン『乾燥細胞培養痘そうワクチンLC16「KMB」』※以下「エムポックスワクチン」が、世界保健機関(WHO)から緊急使用の承認を得たと発表しました。

WHOによる承認はデンマークのバイオ医薬品会社(ババリアン・ノルディック)に次いで世界で2例目となります。

KMバイオロジクス株式会社の「エムポックスワクチン」はもともとは天然痘用のワクチンでしたが、以前はサル痘として知られていたエムポックスの予防にも効果があるとされ、国内では2022年に追加承認されていました。

エムポックスとは

エムポックスウイルスによって引き起こされる感染症で、主に患者の体液や血液に接触することによって感染。主な症状としては、発熱、発疹、リンパ節の腫れなどがあり、発症から2~4週間で自然回復するケースが多いですが、免疫力が低下している場合や他の疾患を持っている場合は重症化することもあります。重症化すると肺炎や脳炎などの合併症を引き起こすと言われています。

WHOによると、エムポックスはアフリカを中心に発生しており、特にコンゴ民主共和国を中心とするアフリカ諸国で感染が拡大。
これを受け、2024年8月には緊急事態が宣言されました。
特に、都市部や国際的な移動が活発な地域での感染拡大が懸念されているそうです。

エムポックスは以前アフリカで主に見られる疾患でしたが、近年では他の地域にも広がりを見せており、ワクチンや治療法の開発が進められています。


WHOによる承認により、同社のエムポックスワクチンが国際機関やその他の調達機関を通じて、流行地である途上国へ供給できるようになるそうです。
感染拡大を抑えるための予防措置として、ワクチンの迅速な提供が重要であり、この承認がその一助となることが期待されています。

同社は「国際的な公衆衛生上の緊急事態に貢献したい」と、今後は緊急時以外でも使用できるようにするため「WHO事前認証」の取得を目指されています。

「熊本の未来をつくる経営者」では、KMバイオロジクス株式会社 永里社長 のインタビュー記事を掲載中です!そちらもぜひご覧ください。

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