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熊本労働局が2025年5月2日に発表した2025年3月の有効求人倍率（季節調整値）は1.21倍で先月より0.02ポイント上昇。また、全国平均の1.26倍を0.05ポイント下回りました。全国では20位、九州では大分（1.31倍）、宮崎（1.29倍）、佐賀（1.25倍）に次いで4位の結果に。

参照：熊本労働局　一般職業紹介状況

□有効求人数　33,907人（前月比1.3％増）2か月ぶりに増加
□有効求職者数　28,092人（前月比0.2％増）4か月ぶりに増加
□新規求人数　11,767人（前年同月比5.8％減）2か月連続で減少

業種別では（前年同月比）、建設業（4.6％増）、宿泊業・飲食サービス業（2.9％増）、サービス業（他に分類されないもの）（0.2％増）で増加となり、製造業（3.9％減）、運輸業・郵便業（13.8％減）、卸売業・小売業（15.8％減）、医療・福祉（6.2％減）などで減少となりました。

▼全国平均は1.26倍で先月より上昇、完全失業率は2.5％で先月より悪化

厚生労働省による3月の有効求人倍率（季節調整値）は、1.26倍で先月より0.02ポイント上回り、上昇となりました。
産業別にみると、情報通信業（8.2％増）、宿泊業・飲食サービス業（3.3％増）で増加となり、卸売業・小売業（7.7％減）、生活関連サービス業,娯楽業（6.9％減）、教育,学習支援業（6.2％減）などで減少となりました。

また、総務省が発表した3月の完全失業率（季節調整値）は2.5％で先月より悪化しています。定年や雇用契約満了を迎えた労働者が増加したことから、完全失業者数が増えたようです。引き続き今後の動きに注視が必要となっています。

▼熊本の状況は？

「電子部品・デバイス・電子回路製造業」は、前年同月比6.8%減と2か月連続で減少。製造業も前年同月比で3.9％減と、半導体関連企業をはじめとする製造業全体では、昨年の大規模求人の反動により、今年は求人活動が落ち着いているようです。物価高騰などが雇用に与える影響については、引き続き注視が必要となっています。

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