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熊本県2022年5月の求人倍率1.39倍、3か月ぶりに増加
熊本労働局が2022年7月1日に発表した2022年5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.39倍で、前月よりも0.02ポイント上昇し、3か月ぶりに増加となりました。また、全国平均の1.24倍を0.15ポイント上回り、全国では22位、九州では宮崎の1.40倍に次いで2位の結果に。
□有効求人数 39,783人(前月比3.0%増)2か月連続増加
□有効求職者数 28,617人(前月比1.4%増)2か月連続増加
□新規求人数 12,920人(前年同月比16.8%増)15か月連続増加
業種別では(前年同月比)製造業(12.4%増)、建設業(7.1%増)、運輸業・郵便業(16.8%増)、卸売・小売業(6.1%増)、宿泊・飲食業(155.4%増)、医療・福祉(2.0%増)、その他のサービス業(45.6%増)とすべての産業で増加しました。
▼全国平均は1.24倍で5か月連続上昇、完全失業率は2.6%
厚生労働省による5月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.24倍で先月より0.01ポイント上昇し、5か月連続で上昇。産業別には製造業が引き続き増加、宿泊業や飲食業、娯楽業などのサービス業での伸びが目立っております。
また、総務省が発表した5月の完全失業率(季節調整値)は先月より0.1ポイント増の2.6%で4か月ぶりに悪化しました。
▼熊本の状況は?
半導体の世界的需要が続く製造業をはじめ、夏場の観光需要が高まる宿泊業などの求人の伸びが目立ちました。
また、連合熊本がまとめた2022年第2回春闘集計(2022年5月)では、賃上げ額は5,734円/2.12%(昨年同期比+1,446円/0.46ポイント増)、300人以上の大手組合では昨年同期比で6,513円/2.35%と大幅に増加し、全国平均2.10%を上回る状況となっています。2%を上回るのは2019年以来となっており、コロナ禍前の水準まで回復しています。TSMCの進出に伴い、自動車や半導体に関わる製造業では賃上げで人材流出を防ぐ狙いもあるようです。
大型商業施設の出店が続く小売業でも人材獲得のため賃上げを実施したり、初任給を引き上げる動きも幅広い産業で目立っています。
TSMCの進出により、製造業を中心に採用活動は活発傾向にあります。TSMC(JASM)の採用に関しては各職種において、経験はもちろんですが英語力が求められています。応募者も非常に多く、一部の求人に関してはすぐに充足しているものもあるようです。
TSMC(JASM)社の求人に関しては、下記のブログをご覧ください!
▼TSMCの合弁会社「Japan Advanced Semiconductor Manufacturing 株式会社(JASM)」の求人まとめ
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