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熊本県2022年1月の求人倍率1.37倍‐先月比0.02ポイント上昇、九州2位
熊本労働局が2022年3月4日に発表した2022年1月の有効求人倍率(季節調整値)は1.37倍で、前月よりも0.02ポイント上昇。全国平均の1.20倍を0.17ポイント上回っており全国19位、九州では九州平均1.21倍を0.16ポイント上回り、宮崎(1.38倍)に次いで2番目という結果に。
□有効求人数 38,231人(前月比1.7%増)3か月連続増加
□有効求職者数 28,008人(前月比0.7%増)3か月連続増加
□新規求人数 14,643人(前年同月比10.5%増)11か月連続増加
業種別では(前年同月比)、建設業(9.1%増)、製造業(25.7%増)、卸売・小売業(3.1%増)、宿泊・飲食業(6.4%増)、医療・福祉(8.6%増)、その他のサービス業(6.2%増)と増加し、運輸業・郵便業(5.2%減)と減少しました。
▼全国平均は1.20倍で先月より上昇、完全失業率は2.8%で悪化
厚生労働省による1月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.20倍で先月より0.04ポイント上昇。新型コロナウイルスの流行前は1.5倍~1.6倍あり、比較すると低い状況。
また、総務省が発表した1月の完全失業率(季節調整値)は先月より0.1ポイント増の2.8%で小幅悪化。オミクロン株の感染拡大の影響で1月は月末時点で新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」が34都道府県に適用されており、勤め先や事業の都合による離職が増えたことが要因とされます。
今後、ウクライナ情勢を受けて製造業の投資や採用に関して慎重化する可能性も…。
▼熊本の状況は?
産業別にみると世界的な半導体需要が続く製造業は25.7%増(前年同月比)と引き続き増加。
ニュースでも話題となっているTSMCの採用が約1500名から約1700名に増員。このうち3割はTSMCとソニーのエンジニアからと台湾のTSMCから300名ほどの赴任が予定されています。継続的な採用が必要となるため教育機関での人材育成も強化。またエンジニアの人材確保のため、一部の製造業では新規求人の待遇を引き上げる動きも。県内企業や経済団体も情報収集、分析チームを立ち上げ、製造業だけでなくサービス業、小売業など幅広い業種に波及効果がみられています。融資、ビジネスマッチング、人材紹介、リース、住宅、物流倉庫、物流などでもビジネスチャンスと捉えられ、組織強化の動きが加速しています。
↓県内のエンジニア人材や求人の動きに関しては、下記のブログをご覧ください!
▼【PM転職コラム Vol.5】TSMCの工場建設に伴う、エンジニア人材・求人の動き
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