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熊本県2022年12月の求人倍率1.38倍-2か月連続低下
熊本労働局が2023年1月31日に発表した2022年12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.38倍で、先月より0.05ポイント下回り、2か月連続で低下しました。また、全国平均の1.35倍を0.03ポイント上回り、全国では27位、九州では宮崎、大分、佐賀に次いで4位の結果に。
参照:熊本労働局 一般職業紹介状況
□有効求人数 38,856人(前月比2.3%減)2か月連続で減少
□有効求職者数 28,061人(前月比1.0%増)2か月連続で増加
□新規求人数 13,331人(前年同月比1.8%減)22か月ぶりに減少
業種別では(前年同月比)運輸業・郵便業(12.1%増)、卸売・小売業(10.3%増)、その他のサービス業(5.4%増)で増加し、建設業(14.1%減)、製造業(25.1%減)、宿泊・飲食業(11.6%減)、医療・福祉(1.3%減)で減少しました。
▼全国平均は1.35倍、完全失業率は2.5%で先月と同水準
厚生労働省による12月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.35倍で先月と同様。2022年の有効求人倍率は、1.28倍で前年比0.15ポイント上昇。4年ぶりに改善しました。
また、総務省が発表した12月の完全失業率(季節調整値)は2.5%で、先月と同水準。2022年の完全失業率は、2.6%で前年から0.2ポイント低下。こちらも4年ぶりの改善となりました。
改善傾向にありますが、引き続きコロナウイルスの第8波や物価高の影響により、雇用に与える影響に関して注視が必要となっています。
▼熊本の状況は?
「半導体関連の電子部品・デバイス・電子回路製造業」の新規求人が前年同月より半減。前年同月を下回るのは27カ月ぶりとなり、世界的需要減が影響しています。半導体関連産業への労働者派遣の新規求人も減少しています。
一方で、新型コロナウイルス禍の打撃を受けてきた小売りやタクシー、バス運転手の新規求人は改善傾向にあります。
TSMCの進出に伴い、県内の雇用情勢は全般的に堅調で、長期的に拡大するとみられていますが、世界の経済情勢によっては、短期的に大きく変動する可能性もあるため注視が必要です。
TSMC(JASM)社の採用に関しては、2024年春入社予定の新卒採用者数を、2023年春の100人超から2割以上増やす方針を明らかにされています。中途採用の状況は下記のブログでまとめておりますが、採用開始時からすると複数のポジションがクローズになっており、新たな求人が出てもすぐに充足してしまうことが多々ありますので、興味のある方は随時チェックしてみてください。
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