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熊本県内の有効求人倍率~8月は1.72倍、高水準続く~
熊本労働局が先月28日に発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は、7月より0.04ポイント低下の1.72倍でした。2か月連続で前月を下回ったものの、4月以降は1.7倍を上回る高水準で推移しています。それに対する全国の平均有効求人倍率は、前月から横ばいの1.63倍。熊本は24か月連続で全国を上回り、九州内でトップを維持しています。
熊本県内の求人数は前月比1.3%減の4万3030人。2か月連続で減少の一方、求職者数は1.0%増の2万5062人と2か月連続で増加しました。新規の求人数は、前年同月と比べると2.2%減の1万4333人。法人の新設があった製造業では4.8%増でしたが、昨年同時期に新規の事業所オープンでまとまった求人があった業種は反動減となり、運輸・郵便業が12.8%減、卸売・小売業が15.6%減となりました。建設業でも6.9%減少しました。
来春卒業予定の高校生の県内求人倍率は3.05倍で、8月として過去最高。製造業や建設業、医療・福祉での求人意欲が高いとみられています。