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熊本県8月の有効求人倍率1.34倍ー2ヵ月連続減少
熊本労働局が2021年10月1日に発表した2021年8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.34倍となり、前月比で0.01ポイント減少し、2か月連続減少しました。全国平均の1.14倍を0.20ポイント上回っており、高水準が続いている状況です。全国17位、九州では宮崎の1.37倍に次いで2位。
□有効求人数 37,277人(前月比0.003%減)2か月連続減少
□有効求職者数 27,890人(前月比1.0%増)2か月連続増加
□新規求人数 12,196人(前年同月比17.9%増)6か月連続増加
業種別では、建設業(0.1%増)、製造業(51.7%増)、運輸業・郵便業(9.2%増)、卸売・小売業(21.4%増)、宿泊・飲食業(5.8%増)、医療・福祉(5.8%増)、その他のサービス業(60.2%増)とすべての産業で増加。
▼全国平均は1.14倍 完全失業率2.8%で前月横ばい
厚生労働省による8月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.14倍で前月比を0.01ポイント減。また、総務省が発表した8月の完全失業率(季節調整値)は前月横ばいで2.8%。完全失業者数は前年同月比1万人増で191万人。10月に緊急事態宣言が解除されたことで今後の雇用環境は緩やかに回復することが予想されます。また、サービス業の就業者数の回復や労働時間の増加を受けた賃金の上昇が見込まれそうです。
▼熊本の状況は?
製造業を中心に半導体需要の影響で高水準が続いています。
また、飲食業に新型コロナウイルス感染拡大に伴う時短営業要請の解除後を見据えた求人が増加している傾向です。
先日、世界的な半導体製造大手の台湾積体電路製造(TSMC)とソニーグループが熊本県に新工場を共同建設する計画の大枠を固めたという情報もあり、2024年を目途に操業開始とみられ、ますます製造業では高水準が続くことが予想されます。
熊本では、即戦力人材を求め、中途採用に力を入れ積極的な採用活動を進める企業もございます。
熊本県の世代別平均年収とUIターン転職決定年収について、以下のコラムでお伝えしておりますので、ぜひあわせてご覧ください。