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熊本パルコが2020年2月に営業終了を発表
みなさん、こんにちは!ココクマ編集部です。
先日、熊本で衝撃のニュースが流れました。
「熊本パルコが2020年2月に営業終了」・・・。
熊本出身の方であれば、みなさんショックを受けられたことと思います。Facebook等でも「俺の青春の場所が・・・(泣)」と、営業終了を悲しむ声が続出していました。また待ち合わせ場所としてもお馴染みの場所。多くのみなさんにとって、思い出深い場所だと思います。
一体なぜ、営業終了が決まってしまったのでしょうか。
ビルの老朽化と、取り巻く商環境の変化
熊本の中心市街地・下通の入り口に建つ熊本パルコは、1986年5月にオープン。地上9階・地下1階で、現在はファッションや雑貨などを中心としたテナントが69店舗入居しています。ピークの1991年には売上高が96億6700万円に達しましたが、近年は郊外のショッピングセンターやネット通販との競合が激化。2017年4月には近くに商業施設「COCOSA(ココサ)」も開業し、直近の2018年2月期は熊本地震の復興需要の反動もあって50億円を下回っていたとのことです。
パルコの発表によると、入居するビルが2020年に契約更新を迎えることや、今年9月に「桜町再開発」で新たな商業施設が開業することなどを踏まえ、同社の2月28日開催の取締役会において営業終了を決定。
確かに中心市街地のみならず、JR熊本駅ビルとその周辺の再開発も進んでいる中、このままの業態で出店し続けるのは厳しそうですよね・・・。
パルコ前の“玉”の行く末も気になるところです・・・。
「撤退ではない」と強調
しかし、パルコはあくまで「撤退ではない」と強調しています。熊本市中心部では競争が激化する一方、マーケットも成長するとみており、すでに新たな複合ビルへと再開発していく検討や、その後の再出店についての検討をビル所有者の三陽(株)と協力しながら進めているとのこと。
やっぱり下通の入り口にはパルコが在ってほしい・・・!そう思うのは私だけでしょうか。「撤退ではない」とのことで、また生まれ変わった熊本パルコに出会える可能性があって少し安心しました。
営業終了は2020年2月29日。寂しさもありますが、営業終了までにぜひ足を運んで、思い出に浸ってみてくださいね。