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熊本県2024年9月の求人倍率1.23倍-先月と同水準
熊本労働局が2024年10月29日に発表した2024年9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.23倍で、先月と同じ。また、全国平均の1.24倍を0.01ポイント下回りました。全国では20位、九州では大分(1.34倍)、宮崎(1.32倍)、佐賀(1.28倍)、に次いで4位の結果に。
参照:熊本労働局 一般職業紹介状況
□有効求人数 35,037人(前月比1.4%増)3か月ぶりに増加
□有効求職者数 28,442人(前月比1.1%増)4か月ぶりに増加
□新規求人数 12,611人(前年同月比2.1%減)19か月連続減少
業種別では(前年同月比)、建設業(4.8%増)、製造業(8.5%増)、サービス業(他に分類されないもの)(37.5%増)で増加し、運輸業・郵便業(7.5%減)、卸売業・小売業(11.4%減)、宿泊業・飲食サービス業(5.9%減)、医療・福祉(12.3%減)で減少しました。
▼全国平均は1.24倍で先月より上昇、完全失業率は2.4%で先月より低下
厚生労働省による9月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.24倍で先月より0.01ポイント上回り、上昇となりました。
産業別にみると、情報通信業(8.9%増)で増加となり、生活関連サービス業,娯楽業(13.3%減)、製造業(9.1%減)、サービス業(他に分類されないもの)(8.8%減)などで減少となりました。
また、総務省が発表した9月の完全失業率(季節調整値)は2.4%で先月より緩やかに改善しています。勤務先や事業の都合によるリストラなどで退職する人が減少していることが要因と考えられます。引き続き今後の動きに注視が必要となっています。
▼熊本の状況は?
「電子部品・デバイス・電子回路製造業」は前年同月比で7.2%減となっています。先月も前年同月比で34.0%減と、2か月連続で減少しているものの、前年に多くの求人があった影響で、人手不足は依然として続いています。産業別の新規求人は半導体関連産業の好調による影響から、「職業紹介業」を含むサービス業(他に分類されないもの)が前年同月比37.5%の増加、半導体や自動車部品などを製造する「生産用機械器具製造業」が前年同月比66.0%増と大幅に増加しています。物価高騰などが雇用に与える影響については、引き続き注視が必要となっています。
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