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株式会社果実堂が「日本DX大賞2024」で大賞を受賞!
(画像引用:株式会社果実堂HP)
大規模ベビーリーフの生産・販売、農業技術コンサルティングを行う株式会社果実堂(本社:熊本県上益城郡益城町/代表取締役社長: 高瀬 貴文 氏)が、日本DX大賞2024 SX部門で “大賞”に選ばれました。 デジタル技術で生産や受発注時の事務作業を自動・効率化した「農業DX」の取組みが評価されたとのことです。
DX(デジタルトランスフォーメーション)大賞とは
DX大賞とは、一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会などが2022年から開催している先進的な事例を新たに見出し日本のDX推進を加速、共有することを目的としたコンテストのこと。今年(2024年)は、5部門に計132件の応募があり、株式会社果実堂はSX部門(持続可能な取り組みを審査する部門)で大賞となりました。日本国内では、農業者の高齢化と旧態依然とした事務作業などの理由により、なかなか農業界のDX化が進んでいませんが、このことをきっかけに日本農業のDX化が普及していくことを願います。
より休める、稼げる農業を目指して
具体的なDX化の内容は、年間6,000時間の事務作業削減を目標に、RPAやノーコード・ローコードツールを導入し、業務の自動化と効率化の推進。紙に書き込むことでデータ化していたベビーリーフの栽培記録をタブレット端末で直接入力可能にしたり、これまでは手作業で行っていた受発注のデータ入力の自動化を行ったそうです。その結果、114項目の自動化と、年間約4,229時間の業務削減を達成。これにより、過去最高益の更新に成功しています。低コストでのDX化を実現するため、システムの構築はエクセルや簡単なプログラムコードで構築されているとのこと。これらDX化のノウハウについては、農業コンサル事業で県内外の農業法人に提供されています。
栽培に注力することができるよう事務作業の効率化を行うことで「休みがない」などの農業に関するマイナスのイメージを払拭し、就業のハードルを下げること、これまで取り組んできた農業DXを全国の農業界に広めることで「休める農業、稼げる農業」の普及を目指されています。
今後も、日本のみならずアジアへもサイエンス農業を推進していき、「アジアの農業を産業化する」という目標を掲げられています。引き続きココクマ編集部としても同社に注目していきます。
「熊本の未来をつくる経営者」では、株式会社果実堂の高瀬社長のインタビュー記事を掲載中です!そちらもぜひご覧ください。