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「日本版ライドシェア」が熊本県でもスタートしました!
地域交通の利便性の向上や移動手段の不足を解消するため、熊本県は2024年11月15日より「日本版ライドシェア」をスタートしました。
「日本版ライドシェア」は現在、九州では熊本、福岡、佐賀の3県で行われています。
概要
「日本版ライドシェア」は、タクシーが不足する地域や時間帯などに、自家用車や一般ドライバーを活用することで、不足分を補うことを目的とした旅客運送事業。日本国内では、2024年4月に都市部を中心にスタートしました。
熊本県のライドシェア事業に参入するのは、タクルー、熊本タクシー、昭和タクシー、旭タクシー、熊本交通、アトム、中九州出水タクシーの7社で、稼働する車は合計23台。一部を除いて、各社が新たに募集したドライバーなどに、現在タクシーとして稼働していない車を貸し出す形で運用されています。
(画像引用:一般社団法人熊本市タクシー協会HP)
サービス内容
基本的な仕組みは、一般的なライドシェアと同じ(自家用車などを活用し、他の利用者と座席をシェアする相乗りサービス)。
支払いは原則キャッシュレス決済で、運賃は事前に確定させる方式です。
多くの事業者がタクシー配車用アプリ「GO」を使い、乗る前に決済まで完了できるシステムを導入しています。
ただし、電話予約の場合は、現金やクレジットカードなどでの支払いも可能となっています。
ライドシェアの運行はタクシー会社が担い、運賃はタクシーと同水準となっています。
現時点では、場所や時間を問わず乗れるというわけではなく、
タクシーが不足している地域や時間帯にだけ導入されています(2024年12月現在)。
(画像引用:一般社団法人熊本市タクシー協会HP)
運行日時・時間
金曜・土曜の16:00~翌5:00時まで
運行エリア
熊本市、合志市、菊陽町、嘉島町、益城町
利用方法
利用者は、アプリや電話を使用してライドシェアを依頼します。
■タクシー配車アプリ「GO」(TaKuRoo、熊本タクシー)
※事前にアプリのダウンロードや支払方法の登録が必要です
■電話 0120-19-0288(昭和タクシー)
「日本型ライドシェア」が稼働している地域・時間帯に、『GO』アプリから乗車地と降車地を指定します。
キャッシュレス決済「GO Pay」を選択して車両を呼ぶと、「日本型ライドシェア」車両も対象となり、マッチングした場合には運賃が予め確定した状態で配車されます。
希望に合わせて、車両をタクシーに限定して呼ぶことも可能になっています。
(画像引用:GO株式会社HP)
アプリを使用することで、スムーズに車を呼び出すことができ、待ち時間の短縮が可能です。
一方、電話での配車依頼もできるので、幅広い層の利用者がライドシェアを活用できる仕組みになっています。
熊本市では他にも、「チョイソコくまもと西南」や「チョイソコくまもとキッズ」などの乗り合いサービスが運行しています。ライドシェアサービスは徐々に拡大しているため、今後さらに多くの事業者や車両が参加することが期待されます。
年末年始は、忘年会や新年会などでタクシーを利用する機会が増える時期ですので、ライドシェアで利用できるタクシーが増えるのは助かりますね。
ぜひ新しい交通手段として、「日本版ライドシェア」サービスを利用されてみてください。