熊本バスケットボール株式会社

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

湯之上聡(ゆのうえさとし):熊本バスケットボール株式会社・代表取締役。熊本市出身。福岡大学卒業後、県内の中学校・高校での講師を経て、2007年にアメリカ留学。09年にNPO法人「熊本にプロバスケットボールチームをみんなで創ろう会」を設立、12年に同社を設立。

PROFILE プロフィール

2013年にバスケットボール男子国内リーグ(NBL)に唯一の新規加入を果たした「熊本ヴォルターズ」。熊本県初のプロバスケットボールチームとして地域に密着した活動を続けている。「熊本にプロバスケットボールチームができれば、子どもたちの夢につながる」「バスケットボールを通して人と人とのつながりを築きたい」と湯之上氏。教員時代に教育の在り方に葛藤する中で転換期となった米国留学、会社設立に向けた支援獲得までの道のりを語る。

FEATURES 事業の特色

熊本バスケットボール株式会社は県内約50社のスポンサー企業からの支援を受け設立された。プロバスケットチーム「熊本ヴォルターズ」を支えるフロントとして、チーム編成や大会運営、チケット・グッズ販売やスポンサー・広告営業を手掛けている。189通の公募の中から選ばれたチーム名「ヴォルターズ」は、阿蘇をイメージした火山(ヴォルケーノ)とそこから湧き出す水(ウォーター)の造語により生まれ、「熱い気持ちと冷静な判断力で日本一を目指す」という思いが込められている。2013年9月28日に開幕したNBL。ホーム戦の平均観客数は1200名超(2015年2月時点)、法人パートナー約220社と上々のスタートを切った。


チーム運営はもちろんのこと、「バスケットボールを通して、夢をもつことの大切さを伝える」「熊本を元気にする」ことも同社の存在目的。「トリコロールキャラバン」と銘打ち学校訪問(バスケットボール教室開催や総合学習での代表や選手による講話など)や地域イベントへの参加を通して、地域の方たちとのふれあいの機会を大切にしている。2013年5月にスタートした「トリコロールキャラバン」も150回以上実施しており、県内小学生などからのたくさんの応援レターが届き、地域に密着した活動によりチームの存在が県民にとって身近になりつつあると実感している。試合前には、バスケットボール教室や子どもたちによる前座試合を開催し、音響や照明などプロと同じ環境を体験できる企画を実施、子どもたちだけでなく、保護者からも大好評だ。試合運営には、ボランティアスタッフとしてたくさんの県内中高生が協力してくれる。運営に携わり社会人と交流することで自身の成長につながると信じ機会を提供し続けていきたいと考えている。今後は、限られた予算ではあるが効率的なチーム運営、少数精鋭によるチーム編成や世界レベルを経験したコーチによる指導を進め、選手個々のレベル向上を目指す。会社設立時に掲げた「NBL参入3年以内にリーグ優勝を果たす」という目標に向けて、チームを支え続けていく。

  • 事業の特色写真
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Vision ビジョン

熊本県のバスケットボール環境は全国的にもトップクラスでベースがある。「バスケットボールを通して学び、良き人材が熊本に留まり活躍する。そうすれば熊本が活性化し、人も集まってくる」と湯之上氏。チームや地域貢献活動が浸透していく中で、「子どもたちの夢を創るという部分ができつつある」と手応えを感じている。その中から育った人材が熊本ヴォルターズに入団できる環境づくりやスクール事業を企画し、地域のシンボルや子どもたちの夢となるチームを目指している。

MESSAGE メッセージ

「スポンサー企業やファンは確実に増えており、バスケットボール文化が根付いてきている」と実感している湯之上氏。大会運営に際しては、フロントスタッフを中心に一般のボランティアが協力している。「これから社会に出る若者たちに働くことの意義を感じてもらい、次の人生に活かしてほしい」と人材育成で熊本に貢献したいという想いは強い。2014年には店舗兼事務所を健軍商店街に開設し、より地域に密着した活動を続けている。


 


熊本の子どもたちに夢を<熊本バスケットボール㈱>

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