株式会社エコライフ

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

中野潤一(なかのじゅんいち):株式会社エコライフ・代表取締役。長崎県長崎市出身。熊本県立湧心館高等学校卒業後、青果物販売職及び責任者を経て、2010年に同社設立。

PROFILE プロフィール

青果物販売責任者としてサラリーマン時代を過ごした中野氏。独立の転機は、農業関係の知人から依頼を受けたインターネット販売。付加価値を加えた商品販売が反響を呼び、業績が拡大、同社を設立した。注目したのは2010年当時、取引価格が高騰していた貴金属類。リサイクル・中古品販売事業を始動させた。14年には多業種展開の一環として美容業に参入。「もともとは勉強して資格を取りたいという社員の夢でした。社員の活躍の場を広げてあげたい」。「常に改善、常に前進」を社訓として、変化を恐れずお客様のニーズに応えている。

FEATURES 事業の特色

ブランド品・時計・家電・携帯電話・車・貴金属類の買取を通した、希少資源(金/プラチナ/シルバー/パラジウム/リジウム等)のエコリサイクル事業及び中古品販売を手掛ける同社。年間の買取件数は5000件を超え、取引エリアは熊本を中心に九州一円から全国に広がる。営業スタイルは、市役所や役場での広告やCM放映を通して、問い合わせがあったお客様を訪問。約5~10分で「他社よりも1円でも高く」を意識した査定を実施し、承諾が得られればその場で現金買取を行う。特に同社買取による貴金属のリサイクル率は100%で、一度溶かして不純物を取り除きリサイクルするシステムを導入。リサイクル品は精錬会社に販売されて医療・機械関係の部品として再利用される。中古品は、提携会社を通じて香港や東南アジアの富裕層向けにオークション販売される。また、同社から配送する宅配キッドに売りたい品物を入れ、宅配便で送り査定を依頼するシステムを導入しており、日本全国からの買取に対応できる体制を整えている。2013年からは農機具の買取に着手。農機具の価格が高騰する中で、未使用の農機具を見出し、利用可能な部品をリユース部品として修理、中古農機具としてリーズナブルな価格で販売している。その他、ネイルサロン「リアン」運営や、中野氏の経験とノウハウを活かした飲食店の経営コンサルティング事業を手掛けている。


県外や外国の業者参入により、競争環境が厳しさを増す貴金属買取業界。その中で、同社の強みは地域密着の事業展開にある。「全国的に当社のような地域密着型の会社が業績を伸ばしており、各地域の同業他社との連携や自治体との情報共有を進めています」と中野氏。顧客の紹介からリサイクル資源や中古品の販売先確保、顧客の求めるニーズに見合う中古品の掘り出しにつながっている。今後は、事業や取扱商材ごとに部門を立ち上げ社内の組織化を図り、分社化を進め社員のチャレンジに応えていく考えだ。

  • 事業の特色写真
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Vision ビジョン

エコリサイクル事業での取扱商品の拡大、美容業を中心とした店舗展開をビジョンに掲げる中野氏。他業種展開としては、酒類中古品買取業に着手。「熊本にはまだ進出していないお酒の中古品買取を自社で先行して取り組みたい」と、酒販免許取得や店舗づくりの準備を進めている。また、主に高齢者向けサービスとして、助成金申請の補助事業や農機具売買仲介に関わるフリーペーパー創刊などを構想する。「これから夢を見させてくれるような人材が会社の宝になる」と、可能性を秘めた人材との出会いを求めている。

MESSAGE メッセージ

「15歳で熊本にやってきて以来、熊本の人の良さやつながりの強さを痛感していました。これから先、恩返しをしていきたい」と語る中野氏。一方で、農業を中心とした後継者問題の深刻さを肌で感じている。「優秀な人材が県外に離れている。このままでは農地が荒れ果て、町全体で生産していた農作物がなくなるのでは」と、危機感を募らせる。同社ではリサイクル事業を通して、今後の農業を支える新規就農者に中古農機を安く販売(リース)し、コスト面で支援していく考えだ。


 


エコリサイクル・中古品販売を手掛ける熊本の<㈱エコライフ>

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