株式会社古荘本店

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

古荘貴敏(ふるしょうたかとし):株式会社古荘本店・専務取締役。熊本市出身。熊本高校、慶応義塾大学法学部卒。2000年富士ゼロックス㈱入社、大手通信会社の主担当営業として充実した時期を過ごす。05年古荘本店入社、開発事業部にて新規事業開発及び法人営業を担当。12年現職就任。

PROFILE プロフィール

1877(明治10)年の創業以来138年続く熊本を代表する老舗企業。西南戦争直後の混乱の中、衣料品の行商からスタートした同社。1916年から肌着(メリヤス)の製造・販売を中心に営業網を全国拡大。1920年にはマニラに工場を取得し海外進出を果たした。1943年には衣料品事業を中心に金融機関・百貨店・バス運営などグループ50社、従業員1万人を超える巨大企業グループを形成。戦後財閥解体後ゼロから再出発した。1985年に五代目現社長が就任。営業エリア拡大と事業拡大を積極的に進め、現在の地方商社としての礎を築いた。

FEATURES 事業の特色

繊維総合卸事業に加え、専門店・総合店舗のショップ展開やアパレルメーカーとして婦人服をメインとした自社ブランド製品の製造・販売に力を入れている。子供向けセレクトショップ「STEP」、国内外のナチュラルブランドショップ「natura」、レディースファッションを中心とした総合店舗「nable」「キナッセ」といったショップを熊本・福岡・山口に34店舗展開している。また、6年前からデザイナーを抱え本格的にメーカー機能を強化し自社ブランド製品の開発を行っている。特に力を入れているのが30~40代女性をターゲットとした商品。「**mur-mur**ntr」「BEZIERS」「Rejoice」「PureFlow」の4ブランドを展開している。特色は綿・麻などの国産素材を国内の縫製工場で製造するメイドインジャパン商品。適正価格で販売しており好評価を得ている。大手メーカーが手がけない、手間のかかるものづくりに敢えてチャレンジし売上を順調に伸ばしている。新たなチャレンジとして、リアル店舗とネットショップ(「ステップギャラリーズ」「ドゥーパッソ」など)のコラボレーションを模索しておりこちらも軌道に乗り始めた。


「これからの時代に必要とされる事業にチャレンジする」と新規事業にも積極的に取り組んでいる。docomoショップ(県内外4店舗)や、富士ゼロックスの販売特約店契約。東芝エレベーター及び東芝空調・照明販売などの取り扱い。IT事業としてアプリケーションやソフトウェアの企画・ネットワーク設計構築など、情報化を進める上でのコンサルティングからシステム導入支援まで、幅広く事業内容を拡大している。パートナー企業はいずれも日本を代表する企業。各社が熊本で事業展開をする際、古くから熊本に根を張って堅実な商売している会社と評価を受け、先方から話をいただいた経緯がある。同社のキャッチコピー「しんらい、みらい、あたらしい」に果敢にチャレンジして地域とともに発展していく。

  • 事業の特色写真
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Vision ビジョン

「売上を伸ばすことには重きを置いていないが、どんな厳しい時代でも1億5000万円の経常利益を上げられる強い企業体質にしていきたい」と古荘常務。「同社が展開するショップやブランドが全国的に認知されるポジションをいち早く確立していきたい。繊維総合卸事業は逆風で競合企業も廃業してるが、最後の1社まで存続できれば価値になると考えている」。また地元ネットワークを活かした法人営業を強化して行く考えだ。「事業部ごとに適正な利益を上げることで、従業員が満足できるような給与・賞与を確立し、やりがいや充実感を味わえる。会社をそんな場所にしたい」と会社像を語る。

MESSAGE メッセージ

「古荘本店の歴史を考えても、地域のためにお返しをしなければならないと考えている。これからの熊本を担っていく経営者や後継者に同世代に多くのネットワークがある。議論で終わらさずしっかり行動していきたい」と古荘常務。「熊本は自然も豊かで人がよい。さまざまな社会貢献がある中で、多くの雇用を生み出し継続し続けることが最も大事だと考えている」。そのためにも「企業が適正な利益を出し続ける努力を怠ってはならない」と未来を見据える。

 

熊本の老舗繊維総合卸売会社<㈱古荘本店>

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