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熊本県2024年5月の求人倍率1.21倍-先月から低下
熊本労働局が2024年6月28日に発表した2024年5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.21倍で、先月より0.04ポイント低下。また、全国平均の1.24倍を0.03ポイント下回りました。全国では18位、九州では大分(1.31倍)、佐賀(1.31倍)、宮崎(1.28倍)に次いで4位の結果に。
参照:熊本労働局 一般職業紹介状況
□有効求人数 35,130人(前月比0.8%減)4か月連続減少
□有効求職者数 28,925人(前月比2.5%増)3か月ぶりに増加
□新規求人数 11,996人(前年同月比4.7%減)15か月連続減少
業種別では(前年同月比)、建設業(7.7%増)、運輸業・郵便業(2.9%増)、医療・福祉(3.8%増)で増加し、製造業(3.9%減)、卸売業・小売業(21.9%減)、宿泊業・飲食サービス業(2.1%減)、サービス業(他に分類されないもの)(17.0%減)で減少しました。
▼全国平均は1.24倍で先月より減少、完全失業率は2.6%で先月から横ばい
厚生労働省による5月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.24倍で先月より0.02ポイント下回り、減少となりました。
産業別にみると、情報通信業(5.7%増)、卸売業,小売業(4.6%増)、医療,福祉(1.4%増)で増加となり、生活関連サービス業,娯楽業(10.6%減)、製造業(7.4%減)、建設業(3.4%減)などで減少となりました。
また、総務省が発表した5月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で先月と同率でした。企業の人手不足と、より良い条件を求める労働者による転職活動などから失業率は低位安定しています。引き続き、今後の動向について注視が必要となっています。
▼熊本の状況は?
「電子部品・デバイス・電子回路製造業」は前年同月比で14.0%増となっています。先月は前年同月比で22.8%増となっており、4か月連続で前年同月を上回る結果となりました。世界的に調整局面が続く半導体関連を含む製造業は、前年同月比3.9%減と4か月ぶりに減少となっています。また、宿泊業・飲食サービス業では、観光客の増加による人出不足が続いています。物価高騰などが雇用に与える影響については、引き続き注視が必要となっています。
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