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熊本県2023年10月の求人倍率1.27倍-2か月連続低下
熊本労働局が2023年12月1日に発表した2023年10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.27倍で、先月より0.02ポイント低下。また、全国平均の1.30倍を2020年3月以来下回り、全国では27位、九州では大分(1.41倍)、佐賀(1.34倍)、宮崎(1.33倍)に次いで4位の結果に。
参照:熊本労働局 一般職業紹介状況
□有効求人数 35,960人(前月比1.6%減)2か月ぶりに減少
□有効求職者数 28,232人(前月比0.4%減)2か月ぶりに減少
□新規求人数 12,492人(前年同月比11.1%減)8か月連続減少
業種別では(前年同月比)宿泊業・飲食サービス業(3.3%増)で増加し、建設業(14.3%減)、製造業(21.8%減)、運輸業・郵便業(25.4%減)、卸売業・小売業(9.1%減)、医療・福祉(3.3%減)、サービス業(他に分類されないもの)(25.6%減)で減少しました。
▼全国平均は1.30倍で先月より上昇、完全失業率は2.5%で2か月連続改善へ
厚生労働省による10月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.30倍で先月より0.01ポイント上昇しています。
これを産業別にみると、学術研究,専門・技術サービス業(3.0%増)、宿泊業,飲食サービス業(2.2%増)、医療,福祉(1.3%増)などで増加となり、製造業(10.6%減)、建設業(6.2%減)、卸売業,小売業(3.0%減)などで減少となりました。物価の上昇が長期化する影響などは引き続き注視が必要となっています。
また、総務省が発表した10月の完全失業率(季節調整値)は2.5%で先月より緩やかに改善しています。
▼熊本の状況は?
世界的に調整局面が続く半導体関連の製造業では、求人を控える動きが続いております。「電子部品・デバイス・電子回路製造業」は前年同月比で31.7%減、TSMCの熊本進出を見据えた前年は増員していたこともあり、9か月連続で前年同月比を下回っています。ただ、TSMCの2024年の操業にあわせ、引き続き人材確保や人材育成は急務となっています。
一方、宿泊業や飲食サービス業では観光客の増加により3カ月ぶりに増加し、回復傾向にあります。
TSMC(JASM)の中途採用の状況は下記のブログでまとめております。
2022年2月の採用開始時からすると、複数のポジションがクローズになっております。応募者が多く、すぐに充足してしまうことが多々あります。一方で、新しい求人も追加されており、求人の動きが活発なため、興味のある方は随時チェックしてみてください。
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