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熊本県2023年5月の求人倍率1.33倍-3か月連続低下
熊本労働局が2023年6月30日に発表した2023年5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.33倍で、先月より0.04ポイント下回り、3か月連続低下しました。また、全国平均の1.31倍を0.02ポイント上回り、全国では25位、九州では宮崎(1.44倍)、大分(1.42倍)、佐賀(1.36倍)に次いで4位の結果に。
参照:熊本労働局 一般職業紹介状況
□有効求人数 37,100人(前月比3.3%減)3か月連続減少
□有効求職者数 27,955人(前月比0.02%増)2か月連続増加
□新規求人数 12,586人(前年同月比2.6%減)3か月連続減少
業種別では(前年同月比)卸売・小売業(9.6%増)、医療・福祉(9.3%増)で増加し、建設業(1.0%減)、製造業(11.1%減)、運輸業・郵便業(2.8%減)、宿泊・飲食業(20.2%増)、その他のサービス業(11.0%減)で減少しました。
▼全国平均は1.31倍で2か月ぶりに低下、完全失業率は2.6%で先月と同水準
厚生労働省による5月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.31倍で先月から0.01ポイント低下。宿泊・飲食サービス業(13.5%増)、教育,学習支援業(12.0%増)、その他のサービス業(5.7%増)で増加がみられました。コロナの5類への移行で観光客が増加した宿泊業などを中心に求人が増加する一方で、原材料価格の高騰を受け、製造業や建設業など一部の業種では求人を減らす動きが出ています。
また、総務省が発表した5月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で、先月と同水準です。
▼熊本の状況は?
ここ数か月、「製造業」を中心に半導体生産が世界的に調整局面にあることから、関連業種では求人を控える動きが続いています。
「電子部品・デバイス・電子回路製造」の新規求人は4か月連続で減少しています。一方で、コロナ5類の移行で「宿泊業」や「小売業」を中心に新たな求人の動きが出ています。
県内ではTSMCの進出に伴い、工場増設・新設や進出企業も相次いでいるため、雇用は長期的に拡大するとみられています。引き続き、半導体人材の争奪戦や人材育成など課題が多くある状況です。
TSMC(JASM)の中途採用の状況は下記のブログでまとめております。
2022年2月の採用開始時からすると、複数のポジションがクローズになっております。応募者が多く、すぐに充足してしまうことが多々あります。一方で、新しい求人も追加されており、求人の動きが活発なため、興味のある方は随時チェックしてみてください。
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