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熊本労働局が2025年3月4日に発表した2025年1月の有効求人倍率（季節調整値）は1.21倍で先月より0.03ポイント上昇。また、全国平均の1.26倍を0.05ポイント下回りました。全国では21位、九州では大分（1.36倍）、宮崎（1.29倍）、佐賀（1.28倍）に次いで4位の結果に。

参照：熊本労働局　一般職業紹介状況

□有効求人数　34,134人（前月比0.5％増）3か月ぶりに増加
□有効求職者数　28,225人（前月比1.8％減）2か月連続で減少
□新規求人数　13,291人（前年同月比0.8％増）3か月ぶりに増加

業種別では（前年同月比）、製造業（31.0％増）、運輸業・郵便業（12.7％増）、宿泊業・飲食サービス業（17.6％増）で増加し、建設業（3.0％減）、卸売業・小売業（6.9％減）、医療・福祉（0.6％減）、サービス業（他に分類されないもの）（13.7％減）で減少しました。

▼全国平均は1.26倍で先月より上昇、完全失業率は2.5％で先月と同水準

厚生労働省による1月の有効求人倍率（季節調整値）は、1.26倍で先月より0.01ポイント上回り、上昇となりました。
産業別にみると、サービス業（他に分類されないもの）（5.0％増）、学術研究,専門・技術サービス業（3.2％増）、情報通信業（1.6％増）で増加となり、教育,学習支援業（5.3％減）、生活関連サービス業,娯楽業（5.0％減）、運輸業・郵便業（3.5％減）などで減少となりました。

また、総務省が発表した1月の完全失業率（季節調整値）は2.5％で先月と同率でした。求人数は増加している一方、求職者数は減少しています。賃上げにより、転職活動を中止して現職にとどまる動きがあるようです。引き続き今後の動きに注視が必要となっています。

▼熊本の状況は？

「電子部品・デバイス・電子回路製造業」は、前年同月比22.9%増で2か月連続の増加。製造業は前年同月比31.0%増と、半導体関連企業をはじめとする製造業全体では労働力を確保する動きがみられています。物価高騰などが雇用に与える影響については、引き続き注視が必要となっています。

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