「地域版SDGs調査2023」幸福度ランキングで熊本県は3位と前年より大幅に上昇

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「地域版SDGs調査2023」幸福度ランキングで熊本県は3位と前年より大幅に上昇

2023年8月17日に株式会社ブランド総合研究所が実施した調査「地域版SDGs調査2023」が発表されました。

住民視点での地域の持続性に関する課題を明らかにし、将来に向けて持続性を高めるために必要な施策や目標値設定に活用できる調査として設計したもので、今回が5回目となります。

SDGsの認知度のほか、居住する都道府県のSDGsの取り組みについての評価、社会や環境の持続性につながる行動、幸福度などの持続性と、それらの阻害要因である悩みや地域の課題など、全142項目の指標を徹底的に調査・数値化。
※調査対象者の詳細等はHPでご確認ください。

「幸福度ランキング」1位は沖縄県、熊本県は3位で前年より大幅上昇

「あなたは幸せですか」という設問に対し、各都道府県の住民に5段階で回答してもらい、結果を集計。最も幸福度が高いのは沖縄県で3年連続1位となりました。熊本県は72.3点で3位にランクイン、前年の35位から大きく順位を上げています。また、幸福度も昨年より3.9ポイント上昇し、47都道府県の中で最も伸びている結果に。2位：鹿児島県、5位：大分県、7位：宮崎県、9位：福岡県とトップ10の中に九州の県が半数を占めています。

※参照／幸福度ランキング　https://news.tiiki.jp/articles/4852

｜住民よる「持続度ランキング」では、熊本県は4位

「幸福度」以外に「生活満足度」「愛着度」「定住意欲度」についても数値化し、4つの指標の平均を「持続度」として評価。住民が“幸せで、生活に満足し、地域への愛着があり、住み続けたい”と思っている地域は持続性が高いことになります。

持続度ランキングでは、こちらでも1位は3年連続して、沖縄でした。熊本県は、前年15位から大幅にランクアップし、4位の結果となりました。震災からの復興効果もあり、4つの指標全てで大幅に順位が上昇する結果となりました。

「SDGsランキング」1位は山形県、熊本県は5位

各都道府県の住民に地域でのSDGsへの取り込み状況を評価。各地でのSDGs取り組み、17ゴール別の評価、SDGsへの取り組み意欲、住民自身の地域でのサスティナブル行動などから構成・評価した結果、1位が山形県となり、熊本県は5位と、昨年の7位からランクアップしています。

※参照／SDGsランキング　https://news.tiiki.jp/articles/4851

｜地域で取り組まれているSDGs 17のゴール

SDGsに設定されている17のゴールのうち県で取り組まれていると思う指標では、以下の4つの項目で、回答が最も高い都道府県に「熊本県」が選ばれています。中でも「安全な水とトイレを世界中に」の項目では、47都道府県平均点と比較して、2倍以上の差がありました。熊本は水が豊かなことが回答からもわかります。また、熊本地震や人吉の豪雨被害からの復興やTSMC進出に伴い、工場増設・新設や進出企業も相次いでいるため、雇用の拡大や生活環境（道路・商業施設の建設など）への熊本県の取り組みなどが回答に反映されているのではないかと思われます。

▼熊本県が最も高い都道府県となった項目
□　飢餓をゼロに
□　安全な水とトイレを世界中に
□　働きがいも、経済成長も
□　つくる責任、つかう責任

｜地域企業のサステナビリティ貢献度

地域企業の「サステナビリティ貢献度」では、有力企業840社の中から熊本県の「再春館製薬所」が貢献度24.9％で全国で24位にランクインしています。漢方の製薬会社として、自然への感謝を忘れず、頂いた恵みを大切にする想いから「環境へ配慮した取り組み」や「もったいない運動」を長年、続けられています。再春館製薬所の西川社長のココクマのインタビュー記事もあわせてご覧ください。
1位：平和堂（滋賀県）、2位：大山乳業（鳥取県）、3位：ヨークベニマル（福島県）、4位：トヨタ自動車（愛知県）、5位：大塚製薬（徳島県）がランクインしており、上位には流通・飲食業を中心に電力会社が名を連ねています。