熊本の交通・観光・不動産を支える産業振興会社 強みを活かし地方創生に挑む 九州産業交通ホールディングス株式会社の矢田社長 | COCO COLOR KUMAMOTO(ココクマ) | 熊本で働こう!暮らそう!

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熊本の交通・観光・不動産を支える産業振興会社 強みを活かし地方創生に挑む 九州産業交通ホールディングス株式会社の矢田社長

熊本の交通・観光・不動産を支える産業振興会社 強みを活かし地方創生に挑む 九州産業交通ホールディングス株式会社の矢田社長

矢田素史(やだもとし):九州産業交通ホールディングス株式会社・代表取締役社長。広島県福山市出身。防衛大学校卒業後、1984年陸上自衛隊入隊。93年エイチ・アイ・エス入社。関東営業本部次長、社長室長、人事部長、管理部長を経て、2005年10月九州産業交通株式会社顧問就任。同年11月社長就任。

創業77周年とともに「第二創業」へ

ココクマ編集部(以下、編集部)熊本県民で「産交バス」を知らない人はいないと思いますが、改めて事業内容をお伺いできますか?

矢田素史社長(以下、矢田社長)当グループは、九州産業交通ホールディングス株式会社のもと、一般旅客自動車運送事業を展開する九州産交バス株式会社、旅行業・航空代理店業・ロープウェイ事業・エンターテインメント施設事業・観光コンサルティング事業を展開する九州産交ツーリズム株式会社、プロパティマネジメント・タウンマネジメント・ビルメンテナンスを展開する九州産交ランドマーク株式会社、食堂・売店事業を展開する九州産交リテール株式会社など、計15事業会社を展開しております。

当社の前身である九州産業交通株式会社は、「熊本の産業振興会社になる」という創業理念を掲げ、1942年に運輸業からスタートしました。以後、交通事業、観光事業、飲食・物販事業、不動産事業等を中心に展開し、今年の8月17日に創業77周年を迎えます。

編集部 いよいよ「SAKURA MACHI Kumamoto」のグランドオープンですね。

矢田社長 当社では、この創業77周年を機に「第二創業」としてさらなる成長へのアクセルを踏み込みます。その成長エンジンとなるのが「SAKURA MACHI Kumamoto」です。約3万㎡超の敷地に熊本市が整備する「熊本城ホール」のほか、バスターミナル、商業施設、シネマコンプレックス、ホテル、宴会場、オフィス、マンション、保育所、駐車場を有する複合施設が完成し、そのうち地上5階・地下1階から成る商業棟には149店舗が出店します。約1500人の雇用を計画しており、5月に開催した「SAKURA MACHI Kumamotoオープニング合同就職面談会」では、2日間で約1300人が来場しました。

開業日の9月14日は約2000万円をかけて、熊本県内の公共交通機関を無料化します。初日は車も渋滞すると思いますので、電車やバスなどを利用して来て頂こうというのと、これまで当社を応援してくださってきたお客様への感謝を込めた取り組みでもあります。

編集部 街中がさらに賑わいそうですね。

矢田社長 昨今、郊外の商業施設や通販を利用する消費者が増え、熊本も中心市街地からの客離れが叫ばれています。戦略のベースにあるのは「対郊外」「対福岡」そして「対ネット」。2021年には新しい熊本駅ビルも開業しますので、この「SAKURA MACHI Kumamoto」を起爆剤とし、皆で協力しながら中心市街地のさらなる賑わい創出を図りたい考えです。

現在、全国的に地方創生に関する様々な取り組みが行われていますが、その中で「公共交通」「中心市街地の活性化」「就労人口」に関する課題は、まさしく当社が展開する事業にも合致すると感じています。実際に九州産交ツーリズム株式会社の中には「地方創生事業部」を創設しており、10月に上天草市がオープンさせる観光交流活性化施設「mio camino Amakusa」や、和水町の「金栗四三ミュージアム」の指定管理等を受託しています。

今後はこの「地方創生事業部」とほかの事業を組み合わせて、人を流動させる新しい流れをつくり、地方創生に取り組む企業として熊本を、さらには九州全体を盛り上げていきたいと考えています。

空港→観光地をダイレクトに繋ぐ

編集部 熊本空港の民営化にも関わっていらっしゃいますね。

矢田社長 今年の5月には、三井不動産を代表企業とし、九州産業交通ホールディングス・九州電力・テレビ熊本・九州産交運輸・再春館製薬所の地元企業5社を含む計11社のグループで設立した特別目的会社「熊本国際空港株式会社」と国土交通省で、熊本空港の運営に関する実施契約を締結しました。その中で我々は、地域をいかに盛り上げていくかという「地域連携」の役割を担います。

福岡空港も一足早く今年の4月に民営化され、同時に阿蘇直行の高速バス「ASOエクスプレス」が新設されました。西日本鉄道と当社で共同運航しており、途中で産交バスに乗り継ぐことで大観峰や草千里、阿蘇山頂へのアクセスが可能となっています。

熊本空港も、民営化後は国際線を3路線から17路線に拡大。旅客数は現在の約334万人から622万人への増加を掲げています。当社としても、熊本空港からダイレクトに観光地へ行けるバス路線も増やしていきたい考えです。

熊本は九州の中心に位置しており、またアジア圏にも近いので立地も良く、産業を含め非常に発展性があると感じています。地方の中でも特に豊かなこの熊本を、もっと私たちの手で発展させていきたいですね。

社員のファンが、熊本のファンになる

編集部 求める人材について教えていただけますか?

矢田社長 地方創生に取り組む企業として、会社の評判以上に地元の評判を上げてくれるような人材が欲しいですね。常にお客様の立場に立って行動する人材にはファンができますし、そこから会社のファン、熊本のファン・・・と発展させていけると思うのです。

まさに今日、とあるお客様からのお礼状が届いていました。

益城インターの高速バス乗り場から出る長崎行きのバスに乗りそびれた方が、次に来た福岡行きのバス運転手に相談したそうなんです。そしたらそのバス運転手は「わかりました!」と二つ返事でそのお客様を乗せ、先に行った長崎行きのバスを広川サービスエリアで待たせておき、そこでお客様を乗せ換えたのです。

この一連の行動を自己判断でできる人間が当社にいるということが、本当に嬉しいなと思いましたね。素晴らしいファインプレーです。

編集部 そういう社員の方が増えれば増えるほど、会社のファン・熊本のファンが増えていきますよね。

矢田社長 まさにその通りです。このようなお礼状のほかにお電話を頂いたり、中にはわざわざ会社まで足を運んでくださるお客様もいらっしゃいます。もちろん当社ではこれを評価して、月に1度社員を表彰するようにしています。「はがき賞」など様々な賞があり、その中から選出された月間MVPと私で昼食をとる機会を設けています。MVPの社員は、ほかの社員から「社長にこんなこと言ってこい!」とか言われるんでしょうね(笑)。いろんな意見を言ってくれるので、私にとってもためになる貴重な時間です。

地方創生に取り組む上では人材の育成が不可欠です。常に「おもてなし」の心を持ち、自発的に行動できる人材を育て、何よりも当社を愛してくださる地元のお客様への感謝の気持ちを忘れず、さらなる未来に向かい先頭を切って熊本を盛り上げていく・・・そんな会社であり続けたいですね。

編集部 熊本が大変お好きなのだとか・・・。

矢田社長 そうなんです。熊本が大好きで、終の棲家は熊本がいいなと考えています。老後は南阿蘇に移住して、晴耕雨読の静かな暮らしをするのが夢です。そろそろ東京に・・・というお話も頂くのですが、熊本が好きでなかなか離れられません(笑)。

いまは熊本の食と温泉が楽しみで仕事を頑張っています。土日は城の湯に行ったり、家族と外食をしたりする時間が本当に幸せですね。

熊本の交通・観光・不動産を支える産業振興会社 強みを活かし地方創生に挑む 九州産業交通ホールディングス株式会社の矢田社長

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