宮村宜明(みやむらのりあき):株式会社ミヤムラ・代表取締役社長。熊本市出身。熊本工業大学構造工学科卒。東京の商社営業を経て、入社。2005年7月三代目社長に就任。
1967年生まれ。大学を卒業後東京の商社に営業として就職。東京時代、通勤時間の長さや、遠方にしかないレジャー施設への不便さを感じていた頃、世襲に厳しかった父宜司氏の意向届かず、兄が海外就職を希望したことから、弟である宜明氏が2005年社長就任。祖父の代から食品機械製造業として創業された同社。鉄工所を経て、現在半導体製造装置のプラスチックパーツの製造及びメッキ装置の製造などを行っている。
1956年2月諸機械製作・修理等を業種として設立された。現在、半導体関連事業を軸としている。通信関連機器の組立を手掛けており、半導体製造装置向けのハーネス及び組み立て加工を主に製作している。工作機械を使用しての部品の製作・溶接・面取り作業などを行っていく。その他、樹脂(塩ビ、各種樹脂)曲げ・溶接・製缶加工などの製作も行っている。
取扱構成は、プラスチック加工(半導体製造装置製造)40%、半導体装置組み立て20%、金属加工10%、その他30%である。
製造業経験者の雇用が難しいことから、他業種からの転職者を研修などで補い、育成していくスタイル。
プラスチック溶接技術は「8年前にスタートさせ、メーカーの認定試験にも合格しており、他社には負けない」と語る宮村社長。半導体製造装置のパーツ製作を基本とし、それ以外のラインナップを増やしている。自社製品で鳥居の製作を手掛け、年間数基は受注している他、空港などの保安所で降りる必要のない樹脂性の車いすの製作を行うなどアイディアを活かした多岐にわたるラインナップだ。パチンコ機の改造やカタログケースまで「うちでやれる加工は何でもします。」と語る同氏。今後もラインナップを増やしていく意向。製造業を主軸としながら、保育事業にも参入。現会長宜司氏は、幼児教育と製造業には、通じるものがあるという考えを持ち、地域の為に出来る事を模索していたことから、1938年4月さくら保育園を開園。少子高齢化の進展する中、仕事と育児の両立を支援する目的を持って設置され、現在園児数は130名。認可外保育施設であることから、保育要件や、預ける理由を問われない。認可の枠にはまらない自由な保育内容が可能であり、開所時間や、延長保育などを充実させつつ、アットホーム感を大事にしている。他にも一時預かりや、途中入園など、社会情勢を反映して保育内容・ニーズは多様化。働くお父さん・お母さんの「仕事と家庭」の両立を支援し、要望に応えている。
主軸である製造業のアイディアを拡大させながら“価値ある創造”に力をいれていく。


樹脂加工部組立 リーダー 福永守さん
入社して9年目の福永さん。ステンレスの板金加工から住宅情報誌の営業を経て、現在に至る。きっかけは、当時同社が樹脂加工を立ち上げているタイミングだったことから、「立ち上げから経験したい」「チャレンジしたい」とミヤムラへ入社した。「新人でスキルアップが必要な時期は、失敗も咎めず広く大きく見守ってくださいました。」「私達と一緒に考え、動いて下さる」と、宮村社長の人柄に対して、努力していく事で応えて行きたいと考えている福永さん。様々な問題を解決していくような人材になる為に努力していくことを意識しているという。
樹脂加工部の営業として、常にやれることはないのかを考え、カテゴリーにこだわらず、営業活動しているという。最近では、パチンコ機械の改造をして、ゲームセンターに収める会社から依頼を受け、上皿の加工なども行っている。
会社の強みとして、「立地条件も良く、お客様と近い事からスピーディーな対応が可能なところ」コストパフォーマンスなど、他社より安く、早く、近いが売り。その為、短納期の対応は欠かせないことから、時には組み立てなども行っているのだという。
樹脂加工部の雰囲気は「明るく日々スキルアップしていこうとみんな真剣に取り組んでいます。」「結果を求めてやろうよ」とスタッフ同志の意識共有も心掛けながら、より良い製品づくりのため、コミニュケーションも欠かさない。「将来ミヤムラを背負ってたつ人間になりたい」という思いを胸に業務に取り組んでいるという福永さん。これからもスタッフ全員の力で前進していく。
東京にいたからこそ分かる熊本の魅力として、通勤時間の違い、レジャー施設が遠方にしかない事など、何かと不便だった東京暮らしに対し、熊本は、「レジャー施設も充実し、尚且つ食べ物もおいしい。物価や自然、教育を考えると九州っていいと思う。」と暮らしやすさを実感しているという。仕事レベルにおいても、「納期・コスト・品質など勝負には関東も関西も九州も関係ない。」「力を発揮していける場面もあるのかなと思う」と語った。
前向きで話しやすいと社員からの信頼も厚い宮村社長。これからもっと利益を出して、付加価値を求めて行きながら、実現できるような会社にしたい。」「従業員、会社、お客様がと三方いいねという会社にしていく事が理想」と語る同氏。鉄工所跡地の有効利用の為始めた「さくら保育園」。住宅に囲まれた環境を活かし、今後は老人施設も作っていけたらというビジョンを持つ。「保育園と同じ敷地内に施設を造る事が出来たら、おじいちゃん方から子供達に様々な事を教えて頂き、生き甲斐を感じてもらえる。そんな施設になるのではないか。」と更に地域への恩返しを構想中である。
熊本の半導体関連会社<㈱ミヤムラ>






