中央印刷紙工株式会社

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

藤井直樹(ふじいなおき):中央印刷紙工株式会社・代表取締役社長。熊本市出身。神戸商船大学商船学部卒業後、東京のコンピュータ関連会社、印刷会社勤務を経て、1992年に同社入社。97年に専務、2003年に社長就任。祖父・父親に続き、3代目(歴代社長では5代目)の社長となる。

PROFILE プロフィール

「印刷需要が縮小する中で、紙にインクを載せることだけが仕事ではなく、情報を届けることが私たちの一番の目的」と語る藤井氏。1942年に藤井商店(現:レイメイ藤井)の印刷部門として設立された同社。印刷・ダンボール事業を展開してきた。2006年にはインターネット環境の発達に対応し、Web事業への進出を開始。「ネットを使って情報提供をすることは私たちの使命の一つ」と、印刷の目的である「情報を届けること」にこだわりを持っている。

FEATURES 事業の特色

印刷事業では、熊本本社を中心に福岡営業所・東京営業所・山口出張所の4拠点を展開。オフセット印刷機を主軸として、納期の短縮やコストダウンに対応。デジタル管理システムにより、均一な品質で満足度の高い印刷を実現している。厚紙・パッケージ系の印刷を扱っているのも特徴だ。ダンボール事業では、熊本を中心として福岡・鹿児島エリアまで取引先を有する。三層構造(シート)を作る工程から印刷、箱にするための抜き加工までを一貫生産できる体制を構築。農産県という熊本の特徴から、トマトやいちごなど農作物関連の箱が多く製造されている。その他、贈り物のパッケージなどに使われ、デザイン性に優れたトムソンケースも取り扱う。


紙媒体による広告減少やインターネットの発達という事業環境の変化を見据えて、Webを利用した口コミタウン情報サイト「ひごなび!」の運営を開始。熊本県内の飲食店や温泉、美容室などの口コミや店舗情報、イベント・映画情報などをネット上で提供している。県内約3600店舗の情報が掲載され、ユーザー登録者数は約1万4000人、毎月のサイト訪問者数は約10万人、アクセス数は約260万件を数える(2014年4月時点)。本サイトを利用し、バナー広告などで商品販売の支援も可能。印刷事業本来の「情報を載せて届ける」という役割をインターネットにも応用し、「熊本の活性化」や「ユーザーと店舗や情報との橋渡し役」を目指している。会社の強みは、全国1800社あまりの取引実績と地場企業を中心とした継続的なつながりがあることだ。外注に頼らない社内での一貫生産体制を取ることにより、スピーディーな納品と低コストのサービス提供を実現している。「ネットが普及しているが、人を介した商売が基本。プロにならないと飯は食えない」と藤井氏。営業力を駆使して、お客様の思いを受け止め、その先のお客様へ情報を届ける。

  • 事業の特色写真
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Vision ビジョン

社長に就任し約10年が経つ中で、「会社として良くなりつつある。日々世の中が動いている中で、お客さんから支持される企業になる」と今後の見通しを語る。そのために重要なのは「人(営業スタッフ)」だと言い切る。インターネットやPC及び周辺機器の発展により「印刷業者は何ができるのか、お客様のニーズの理解やベストな提案に努め介在価値を提供し信頼してもらうこと」を営業スタッフに求めていきながら、営業スタッフの個性や営業力を引き出す環境を整えている。

MESSAGE メッセージ

「農産県としてのポテンシャルがある一方で、工業系が弱いのでは」と熊本の現状を語る。印刷業界については、アベノミクス効果による広告・宣伝費増と印刷需要の拡大を見込んでいる。紙を使った広告宣伝を基本にしながら、「B to C形式のネット事業をうまく活用し、消費者の生の声を企業への提案に活かす」と藤井氏。ニーズ把握と提案、その後の効果検証とさらなるブラッシュアップにより、企業の課題を解決し、熊本に貢献していく。


 


熊本の「ひごなび!」を運営<中央印刷紙工㈱>

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