ライフスタイルアクセント株式会社

次世代リーダーが語る「熊本未来論」

山田敏夫(やまだとしお):ライフスタイルアクセント株式会社・熊本市出身。中央大学商学部卒業。実家は1917年創業の老舗婦人服店「マルタ號」。大学時代に、フランスのパリへの留学経験があり、その際にGUCCIパリ店で勤務する機会を得る。そのときの経験から「ものづくりから世界一流ブランドを作りたい。」と志す。卒業後は、ソフトバンク・ヒューマンキャピタル㈱で営業部長、その後入社した㈱ファッションウォーカーでは事業開発室を経た。そして、2012年29歳のときに、パリへの留学時から自らが描いていたビジョンに向けて同社を設立。同年に「Factelier(ファクトリエ」」をスタート。

 

PROFILE プロフィール

「Factelier(ファクトリエ)」は、メイドインジャパンの工場直結ファッションブランド。 全国500以上のアパレル工場に、代表の山田自ら訪問し、世界で戦える高い技術や誇りを持っていると判断した世界レベルのアパレル工場と直接提携し商品をつくっている。 国産比率が3%台に落ち込み、日本のアパレル工場が絶滅しようとしている中、「日本の工場を救いたい」という想いから現在のビジネスモデルに至る。世界一流ブランドを作ることを目標に年400%成長を遂げている。

FEATURES 事業の特色

Factelier(ファクトリエ)は“工場”と“消費者”をダイレクトに結び付けるビジネスモデルである。「工場には適正な利益を、お客様には適正な価格で最高の商品をご提供する」、それがファクトリエのコンセプトだ。世界の一流服飾ブランドの製品を生産するような高い技術力を持った日本の縫製工場が、きちんと利益を確保すると同時に、買う側にも適正価格(従来の流通を通した場合の1/2以下)で一流の商品を購入してもらえるという仕組みである。現在提携している工場は40工場。社長の山田自らが日本国内500工場を訪問し、厳格なチェック項目をクリアした世界と戦える工場のみと提携している。工場は持ちうる技術を最大限に注ぎ込んだ高品質の商品を作り、その価格を自分たちで決めるので利益確保に繋がる。このような取り組みは世界初だという。工場の収益アップが労働環境の改善につながり、さらに人材確保や技術の継承にも繋がるという好循環が生まれ工場に活気が戻るのだ。「とてもありがたいのは工場に主体性が芽生え、工場からの提案が増えてきたのです。」と山田社長。もはや発注元と下請け工場の関係ではなく、ブランド確立のための運命共同体となっているのである。


新たな取り組みも始まっている。EC事業の壁のひとつでもある、直接商品に触れてみたいという顧客への対応である。いくら上質とWEBで発信しても実際に触って、試着してみたいという消費者がいる事も事実。現時点では直営店舗の熊本本店と銀座店でしか実現できないが、期間限定店舗としてTSUTAYAや羽田空港国際線ターミナル、アマン東京などでも展開している。また現在推進しているのは、アパレルの地産地消を推進するPOP-UP EC事業。日本各地のセレクトショップをはじめとする地域一番店とパートナー契約を結び、その地域で作った商品をメインに展開しようと考えている。良質なモノづくりが身近な場所で造られていることを知ってもらえ、さらには地域の活性化にも一役買えるのではないかと考えている。


ファクトリエが販売しているのは良質な商品だけでなく、商品の裏側にある作り手の想いやこだわりというストーリー、そして根底にある「Made in Japanを世界へ」というぶれる事のない想い全てが「ファクトリエ」であり、気が付けば引き込まれてしまう「ファクトリ」の最大の強みである。

  • 事業の特色写真
  • 事業の特色写真

Vision ビジョン

六畳の部屋からスタートしたが、世間は甘くはなかった。インターネット通販で始めたもののネットではなかなか売れず、400枚のシャツを売るために、友人に電話したり、着こなしセミナーを無償で開催するなど常にトランクに服をぎっしり詰め込んで売り歩いていたという。そんなファクトリエがビジネスとして成功することで、日本全国のものづくりをしている人たちに、ものづくりってちゃんと儲かるな、やっぱり面白いな、かっこいいなと思ってもらえるような希望の星になりたいなと山田社長は熱く語る。

MESSAGE メッセージ

「故郷が熊本。だからこそ熊本地震が起きたとき、自らの仕事である『服を売る事』で自分に出来ることを何かしたいと復興チャリティーTシャツを企画した」また「熊本に提携している工場が3つもあることはうれしく思う」と山田社長。「自分にとって、仕事は私事であると考え、自分の好きなことをさせていただいていて、工場と一緒に会社が成長している。現在、多くの人の思いや期待を背負っていて、そこにやりがいや責任感を感じている。」と自然体で言い切る姿勢が山田社長らしい。

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